どハマり必至の約1kg!『麺屋はるか』(秋葉原)でデカ盛り「DX台湾まぜそば」を食べてきた
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手羽先やきしめん、ひつまぶしなどさまざまな名物がある名古屋グルメの中でも、比較的新しめなご当地名物が「台湾まぜそば」。台湾なのに名古屋? と思う人もいるかもしれませんが、元々は、名古屋市内にある『麺やはなび』が台湾ラーメンを汁なしで作ったことから誕生。今では「名古屋めし」として名古屋市内はもちろん、ロサンゼルスやクアラルンプールといった海外まで、さまざまなお店で食べられるようになっています。
『麺やはなび』さんのサイトによると、元祖台湾まぜそばとは「台湾ミンチ(唐辛子とニンニクを効かせた醤油味のピリ辛ミンチ)を極太麺に乗せた、汁無し麺の一種」とのこと。この『麺やはなび』さんの姉妹店として、東京で台湾まぜそばを出しているのが、秋葉原にある『麺屋はるか』になります。
そんな『麺屋はるか』にボリュームのある台湾まぜそばがあるよ~と聞き、早速店に向かいます。
券売機。DXで大盛りなら間違いなし! 隣の「ど肉台湾まぜそば」もちょっと気になる~
店に着きまずは券売機へ。基本の「台湾まぜそば」や角煮ゴロゴロの「ど肉台湾まぜそば」、新作の「男山台湾まぜそば」など8種類ある台湾まぜそばの中から、一番ボリュームがあるのを聞くと、「DX台湾まぜそばの大盛」とのこと。別ボタンのトッピングでチャーシューやトロ肉、ど肉、味玉などが誘惑してくるけれど、今回は追加トッピングなしで。学生さん大盛無料の「学盛」ボタンもあります。
そして券売機の横には、麺の量の説明も。まぜそばの並盛は200g、少は150g、大は300g。いずれも茹で前の量なので、茹でた際は、1.3~2倍になります。ちなみに少にした場合、味玉半分・海苔2枚・九条ネギちょい増しのいずれか一つがサービスされるそうです。
具10種でオールスター感がすごい!「DX台湾まぜそば(大盛)」(1370円)約1kg
「DX台湾まぜそば(大盛)」1370円。卵黄にゆで卵、台湾ミンチ肉にチャーシューなど豪華ラインナップ
待つこと数分、目の前にやってきたのは茶色、緑、黄色の具がいっぱい盛られたゴージャス感溢れる一杯。早速計測です。直径20cmの器、海苔の一番高いところで14cm、器の高さは7.5cm。重さは923g(器の重さを除く)。
「DXで入っているのは、自家製台湾ミンチ、海苔、九条ネギ、ニラ、自家製味玉、チャーシュー豚バラ、サバ粉、ニンニク、卵黄ですね」。と話すのは店長の西田さん。10種もあって確かにデラックス!
丼はどっしりとした口の大きいフォルム。かき混ぜやすい形なのかも?
「麺は太麺ストレート、タレは醤油ベースで鶏油も入っています」と店長。DXの大盛りは多い日で20~30食出る、結構人気があるメニューとのこと。約1kgレベルのまぜそばを20~30人が1日で食べていくってことですよね。さすが大食いの街、秋葉原。
綺麗な盛り付けだけれど、まぜそばの宿命、一気に全部を混ぜていきます。下からタレが出てきて、それまで緑や黄色、白が華やかだった丼の中が褐色に。そしてサバ粉やニンニクの香りが広がってきます。一気に食欲が湧いてきた!
太麺はよく見ると、茶色い粒々が。そしてモチモチブリブリ。汁麺じゃないからこそのこの食べ応え!
全体によく混ざったところで一口! すごいパンチ力。ニンニクが最初にブワッときて、そこから台湾ミンチ肉の辛味、ピリッと感がやってきます。タレがしっかり絡んだ太麺は、モチモチのブリッブリ。旨みの塊だ~!
「混ぜれば混ぜるほど美味しくなるからね」と店長。実は麺の茹で時間は日によって調整。ベストの味を作り出せるよう工夫しているとのこと。硬めに茹で上げると混ざり方がイマイチになるとのことなので、麺の茹で加減はおまかせにするのが良さそうです。
シメの「追い飯」。残ったタレと具を混ぜ合わせたらもぉたまらん! なのでゴハン分の余力を胃袋に残しておくのがおすすめ
「これよりも麺をもっと、という場合、裏メニューで麺増量+100gもありますよ。でもね、シメの「追い飯」があるから、その分余力を残しておいてほしいですね」。実は、追加料金なしで、シメの「追い飯」がもらえます。麺を食べ切り、タレと具を程よく残したところでカウンターの中のスタッフにお願いすると、2~3口分のゴハンを投入。追い飯分を足したらちょうど1kgになる計算になります。
ということで、丼に残ったタレやネギなどを白いゴハンで一気に絡めてラスト! 麺とは違うゴハンとのコラボ。これが美味しくない訳ないっ! 台湾ミンチ肉、最後までいい仕事します。名古屋の人達がハマるのにも納得です。
「具やタレなど、ほとんど自家製で作っているこだわりの台湾まぜそばです。『ど肉台湾まぜそば』は肉好きにはたまらない美味しさですよ」店長の西田透さん)
ちなみにDXは男女共に人気のメニュー、女性は麺少なめで頼む人が多いとのこと。そして大食いの人は、DX大盛りに超コッテリの丼、「背アブラめし」(320円 ※期間限定で250円)を追加する人もいるそう。追い飯だけじゃ足りない人は、「ねぎめし」(330円)や「トロ肉丼」(490円)など丼ものと一緒に味わうのもアリです。
そして、トッピングの「コッテリ」(150円)は、厳選した上質の背脂を醤油だれで味付けしたもの。「キミチャー」とは、チャーシューをカットして、さらに麺に絡みやすくしたものとのことでした。もしかして、名古屋人なら知ってて当たり前? 他のお店にもあるの? 台湾まぜそばのルールと味の違いを楽しみに、いつか名古屋に遠征せねば! と思えるほど、どハマりする美味しさのまぜそばでした。
(取材・文◎いしざわりかこ)
●SHOP INFO
店名:麺屋はるか
住:東京都千代田区外神田3-13-7 B1
TEL:03-5294-2311
営:10:00~22:00(L.O.21:40) ※まん防期間中は~21:00(L.O.20:40)
休:2022年2月現在、一時的に火曜定休