岩田剛典と篠原涼子

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 篠原涼子と岩田剛典が15日に都内で行われた、Netflixシリーズ「金魚妻」配信記念イベントに登壇し、刺激的なシーンの撮影を振り返るとともに、本作に携わった喜びなどを語った。

 本作は、累計300万部を超える黒澤Rによる同名漫画が原作。タワーマンションを舞台に、悩みや秘密を抱える6人の妻たちの禁断の愛を描く。イベントには、長谷川京子、安藤政信も来場した。

 夫からの言葉と体への暴力を受ける主人公・さくら役の篠原は、本作を通して金魚が大好きになったようで、「買ってしまいました。今は(家に)3匹います」と笑顔であいさつ。役については、「言いたいことを吐き出せないキャラクターですが、どこか芯の強いところを持っている女性像も作りたいと意識しました。春斗によって、自分の見えないところが切り開かれていくところも見どころです」と説明。

 傷ついたさくらを癒す春斗役の岩田は、「この作品はセンシティブシーンが注目されがちですが、大人の純愛でもあると思います」とアピール。印象的なシーンを問われた際には「(さくらと春斗が)花火を見るところは、こういう光景いいなと思いながらやらせていただきました」と話す篠原に同調し、「憧れるシチュエーションですよね」とにっこり。さらに、「大雨の中、走って(さくらと)また出会うシーンはトレンディな匂いがする。すごくきれいなシーンになっているので好きです」と続けた、

 「現場は楽しく、笑いもありました」と語る篠原は、センシティブシーンに関して、「コーディネーターの方が入ってくださったおかげで、安心してできました。自分の見えないところも見てくださり、アドバイスしてくださったので、初めての経験でしたが、すごくいいやり方だと思いました」と振り返る。

 岩田も「事前にいろんな確認事項をコーディネーターの方が指導してくださり、現場にもいてくださったので、信頼関係を築けた中でデリケートなシーンも撮影できたのでありがたかった」と感謝。篠原に対しても、「現場ではムードメーカーでいてくださり、篠原さんが現場に入るだけで、カメラマンの表情が柔らかくなったりして、助けていただいた」と頭を下げた。

 そんな岩田から、劇中に登場する金魚・ピンポンパールをイメージした花束を「ありがとうございました」の言葉とともに贈られた篠原は、「ありがとうございます」と感激し、「この作品に出会えたことは贅沢なことだと思います」としみじみ。岩田は、「全世界配信は未知の経験なので、どんな反響が来るのかな? とワクワクする思いでいっぱいです」と目を輝かせていた。(錦怜那)