将来のJAL国際線主力機「A350-1000」客室はどうなる? オール“非公表”でもヒント聞けた!
JALでは2023年、長距離国際線向けの次世代主力機として「エアバスA350-1000」を導入予定です。この客室について担当者に聞いたところ、「非公表」ではあるものの、いくつかヒントが出てきました。
クラス構成も「非公表」。でも…!
2023年、JAL(日本航空)では長距離国際線用の新型旅客機「エアバスA350-1000」を導入する予定です。この客室はどのようになるのでしょうか。
A350-1000は、同社が2019年から国内幹線向けに導入を進めているA350-900の胴体延長タイプにあたります。つまりJALではこのA350シリーズを、今後のフラッグシップに据える計画です。国内線用の-900では、全席個人モニター、USBポート、電源コンセントを備え、共用部分を含めて新たな客室設備が導入されました。
JALのA350-900(乗りものニュース編集部撮影)。
A350-1000の内装についてJALの担当者は「現時点で、公表できるものはありません」といいます。座席クラスの構成などを含めても「それもまだ言えないです……」としながらも、「開発には変化がつきものではありますが、仕様の主要な部分はおおむね固まっている状態」とも話します。
担当者が掲げるA350-1000のヒント
担当者はA350-1000の仕様について、いくつか“ヒント”を示唆します。
・これまでの運航の安全に加えて、感染症対策面での“安全安心”も意識し、お客様にストレスなく快適にお過ごしいただける機内を目指しています。「安心できるからJALに乗りたい」というものにできればと考えています。
・品質の高さはもちろんのこと、価値観が多様化するなか、一人ひとりにあったサービスを提供できればと思っています。これはすべてのクラスで共通しています。
・しっかりと高い競争力を保っていくのが重要です。考え方としては“豪華絢爛”というより、お客様が期待されている価値はなんなのか。JALをご利用される理由は何なのかという視点を立ち返って、常にお客様のニーズと向き合っていければと考えています。
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「これまでの品質を超えて、お客様に驚きと期待を超えた感動をお届けできるよう鋭意開発中です。発表までどうぞ楽しみにお待ちください」と担当者は話します。