京都〜大阪・兵庫……近くて遠い府県境エリアを横断します。

1月にツアー2コース

 京都の亀岡市などで路線バスを展開する京阪京都交通の「バスファンツアー」が、2022年1月から再開します。前年同時期のツアーがコロナ禍で中止・延期となっていました。


ツアーに使われる京阪京都交通の1998年年式エアロスター前後扉車(画像:京阪京都交通)。

 今回は1月に2コースを催行。京阪京都交通の1998年式三菱ふそうエアロスター前後扉車のほか、神姫グリーンバス、阪急バスの稀少車もツアーに使われ、途中で車両や走行シーンの撮影会なども行われます。概要は次の通り。

●Aコース:≪路線探訪≫園篠線を巡る旅 神姫グリーンバス×京阪京都交通

 1月15日(土)と29日(土)に開催。JR亀岡駅を出発し、国鉄バスに由来する園篠線(えんじょうせん。園部〜篠山口)のルートを巡ります。

 京阪京都交通のバスのほか、元姫路市営バスだった神姫グリーンバスの2004年式日産ディーゼル製大型バスが使われます。「西工」こと西日本車体工業製のボディで、国内における大型バス製造が終了したUDのエンジンを積んだ車両です。

●Bコース:≪路線探訪≫京都・大阪にまたがる廃線跡を巡る旅 阪急バス×京阪京都交通

 1月16日(日)、30日(日)に開催。JR亀岡駅と大阪府豊能町、能勢町を結んだ廃止バス路線を巡ります。交通分野で造形深い立命館大学衣笠総合研究機構客員協力研究員 井上 学さんがツアーガイドを務めるほか、車掌乗務経験者が語り部として同乗し、当時のツーマン運行業務やワンマンバス移行時の想い出話を披露するとのこと。

 やはり京阪京都交通のバスのほか、阪急バスの2004年式いすゞエルガのトップドア車がツアーに使われます。西工製のボディを持ち、現在は茨木営業所でスクールバスとして運用されている車両です。

 いずれのツアーも参加費用は1万円。1月7日(金)から電話で受け付けられます。なお、「大阪いらっしゃいキャンペーン2021」と「ふるさと応援!ひょうごを旅しようキャンペーン」の対象となり、一定の条件を満たす人はツアー代金が実質5000円になるとのこと(電話の際に案内あり)。京阪京都交通では、2月以降も別のバスファン向けツアーを企画しています。