闘莉王氏が2021年の日本代表を総括【写真:Getty Images】

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公式YouTubeチャンネル「闘莉王TV」で東京五輪の戦いぶりに言及

 元日本代表DF田中マルクス闘莉王氏が東京五輪、カタール・ワールドカップ(W杯)最終予選という2大イベントを終えた2021年の日本代表を総括。

 1968年のメキシコ五輪以来となる男子サッカーとしてメダルを逃した森保一監督の手腕に改めて疑問を呈している。

 公式YouTubeチャンネル「闘莉王TV」の最新回は日本代表の総括企画。今夏の東京五輪3位決定戦でメキシコに敗れ、メダルを逃したが、「あれだけ強い予選をやって、これはメダル来るんだな……と思ったりしていたところで、最後の2試合。がっかりさせてくれる。どうしようもない試合をしてくれたりした。いい勉強になったと思ったら、あの予選のスタート。何やってるのかな。しっかりしてほしい」と一刀両断した。

 五輪ではグループステージ3連勝で勢いに乗ったが、決勝トーナメント初戦のニュージーランド戦から息切れモード。準決勝ではスペインに延長戦の末に敗れ、3位決定戦のメキシコ戦ではオーバーエイジ(OA)枠の遠藤航の不調も影響し、完敗していた。

「ホームの有利さはなんだかんだ言ってもあると思う。今回の東京五輪だからこそ、ああやって心強い戦いをしてくれた。これは言わなければいけない。これはチャンスだった。森保さんの腕が足りなかったところだと思う」

 選手のパフォーマンスやコンディションを見極めた人選ができなかった指揮官の力量に疑問符を改めて示していた闘将。日本代表愛の深さから忖度ゼロの提言が飛び出す最新回になっている。(Football ZONE web編集部)