ドコモでんきがついにベールを脱いだ!Greenなら最大10%ポイント還元に

NTTドコモは23日、オンラインにて「ドコモでんき提供開始に関する説明会」を開催し、今年9月28日に2022年3月より電力事業に参入すると発表してた「ドコモでんき」について詳細なサービス内容を発表しました。

ドコモでんきの料金プランは「Green」と「Basic」が用意され、特にドコモでんき Geenでは地域電力+500円の料金で再生エネルギー(以下、再エネ)由来の二酸化炭素(CO2)排出量実質ゼロの電気を使え、同社の携帯電話サービスの料金「ギガプラン」(ギガホ・ギガライト)や「ahamo」などを契約し、さらにクレジットカード「dカードGOLD」会員なら電気料金の10%のdポイントが還元されます。

一方、ドコモでんき Basicは地域電力と同料金で、ギガプランやahamoなどを契約している人なら電気料金の3%のdポイントが還元されるとのこと。またギガプランやahamoなどの同社の携帯電話サービスを契約していない場合でもドコモでんき Greenで3%、ドコモでんき Basicで2%のdポイントが還元されます。本記事ではドコモでんきのサービス内容を詳しく見ていきます。

なお、同社ではドコモでんきのサービス開始を記念して2022年1月12日(水)からdポイント(期間・用途限定)を5,000ポイントもらえる「『ドコモでんき』先行予約キャンペーン」を実施するほか、ドコモでんき GreenのテレビCMを放映し、ドコモ代々木ビルを1月19日(水)までの毎日16:45〜23:59の時間帯に「Green」のライトアップを行います。


ドコモでんきの基本コンセプト

メインプランの位置付けであるドコモでんき Greenは地域電力の料金+500円という料金プランで、dポイントの還元が最大10%となり、還元率はNTTドコモの携帯電話回線の対象プランの契約がない場合で3%、ある場合でdカードGOLD契約がない場合に5%、どちらもある場合に10%となります。

対象プランは「5Gギガホプレミア」および「ギガホプレミア」、「はじめてスマホプラン」、「ahamo」、「5Gギガホ」、「5Gギガライト」、「5Gデータプラス」、「ギガホ2(Xi)」、「ギガライト2(Xi)」、「データプラス2Xi)」「、ケータイプラン2(Xi)」、「キッズケータイプラン2(Xi)」、「home 5Gプラン」、「LTE上空利用プラン」、「U15はじめてスマホプラン」となっています。


ドコモでんき Greenは電気料金の最大10%dポイント還元



ポイント還元を含めれば4人家族で年間4,000円相当お得と試算



カーボンニュートラルへの貢献を訴求

また対象プランを契約していてdカードGOLD会員以外は還元率5%。2019年9月30日以前のプランなどの対象プラン以外を契約している場合や、NTTドコモの携帯電話回線契約がない場合は還元率3%となります。このドコモでんき Greenは再エネ由来のCO2排出量実質ゼロのクリーン電力を使えてカーボンニュートラルに貢献できるというのが訴求ポイントです。


ドコモでんき Basicの料金体系



一人暮らしでもdポイント3%還元と試算

もう1つのドコモでんき Basicは地域電力と同じ料金で使えて、上記の対象プランを契約していれば電気料金の3%をdポイント還元するプランです。対象プラン未契約またはNTTドコモの携帯電話回線契約がない場合は還元率2%になります。


電気の品質は変わらず、手続きも簡単



電気の使用量が見える化される



ドコモでんき供給までの流れ

電気の品質は地域電力と変わらず、工事などの必要もありません。また開発中のアプリで電気の使用量やCO2削減量なども見える化されるとのことです。


2022年3月1日にサービスイン



2022年1月12日からさまざまなキャンペーンを展開



1月12〜19日ドコモ代々木ビルがグリーンにライトアップ



1月12日からの先行予約でdポイント5000ポイント付与

サービスインは2022年3月1日ですが、サービス開始に先立って1月12日より先行予約が開始され、dポイント5,000ポイント付与されるとのこと。また東京・代々木にあるドコモ代々木ビルのライトアップや、浜辺美波さんによるCM展開など、周知のためのさまざまなキャンペーンが行われます。


2022年度末までに150万契約を目標



金融など生活インフラのワンストップ提供を目指す

説明会ではNTTドコモ 執行役員 ビジネスクリエーション部長 三ケ尻 哲也氏およびビジネスクリエーション部 サービス推進担当部長 小島 慶太氏が登壇し、契約数の目標としては2022年度末までに150万契約としており、ゆくゆくは新電力No.1のシェアをめざすとのことです。

すでに300万契約を越えているKDDIの「auでんき」などがあっての後発サービスということで、質疑応答では「強みは?」というところも多く聞かれましたが、auでんきでは8,000円以上の利用でPontaポイントが5%還元なのに対し、ドコモでんき Greenならばdポイントが最大10%還元となることを強みにしていくとのことでした。

また「環境への意識が高まっている」ということで、ドコモでんき Greenを強く訴求していきたい意向のようでした。そして「生活インフラのワンストップサービス」ということも強調しており、dカードといった決済サービスと電力事業を結び付け、ドコモ経済圏を拡大していくものと見られます。

こうしたことからドコモでんき GreenではdカードGOLDの契約が必要となるとはいえ、10%ポイント還元という高いポイント還元率と、環境問題への貢献を売りにし、ドコモでんきが新電力でどこまでシェアを伸ばせるか注目です。



記事執筆:小林健志


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