決勝進出の立役者・高木駿が浦和戦へ意気込み「皆で優勝を掴んで片さんへの恩返しにしたい」《天皇杯》
準決勝ではJ1王者の川崎フロンターレ相手に粘り強い戦いを披露し、PK戦の末に初の決勝進出を果たした大分。そのPK戦で相手のシュートを防ぎ、勝利に貢献したのが高木だ。明日の決勝でも先発が予想されているが、初めて新国立競技場に足を踏み入れた感触を語ってくれた。
また、明日の主役は選手だけでなく、今季限りでの退任が決定している片野坂知宏監督もその一人。2017年加入の高木にとっては5年間指導を受けた恩師とも言える存在だが、優勝して恩返ししたいと人一倍強い気持ちをあらわにした。
「5年間一緒にやってきて、本当に素晴らしい人ですし、ここまで大分を率いてくれたというのはすごく感謝してます。片さんの最後の試合ですけど、片さんの為だけでなく、みんなで優勝を掴み取って、恩返しにしたいです」
また、17日に発表された契約更新について質問がおよび、このタイミングでの意義や決め手を明かした。
「(契約更新は)町田也真人に先を越されて、僕は2番手でちょっと悔しいんですけど、来季も大分でプレーできるという状況でこの試合に臨めるのは選手としてありがたいことです。全員同じ気持ちではあると思うんですけども、僕自身は本当に大分のためにという気持ちで臨めると思いますし、そういう姿勢をサポーターの人たちに見せられると思うので、良いタイミングでの契約更新になったと思います」
「大分に在籍して5年目になりますけど、チームに長く在籍してしっかり活躍する選手がいなければいけないと思ってて、自分がその立場になる人間だとも自覚していて。何より大分が好きで、このチームが好きだからです。残ろうという思いよりも、大分でやりたいという前向きな気持ちが強かったです」
そして最後に、大分サポーターへ向けてメッセージ。スタジアムに来る際は可能な限り暖かい格好でお越しくださいとのことだ。
「とにかく明日、たくさんのサポーターが来てくれると思います。全身全霊で相手にぶつかっていきます。今日スタジアムで練習してみて、めちゃくちゃ寒かったので、来る方は暖かい格好をしてきていただきたいと思います」
「業務用の冷蔵庫にいるような寒さです。晴れてはいたんですけど、国立は屋根で囲まれているので、中はだいぶ冷えてました」
「僕たちはサッカーするので暖かくなるんですけど、見てる人たちは暖かい格好をして、風邪ひかないように感染対策バッチリにして来てください！」
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