12月18日、梅沢富美男が『人生70点主義 自分をゆるす生き方』の発売記念記者会見に出席した。

 梅沢は、今回のエッセイについて「いままで、下半身を語って本を出したことはある。人生の生き様を語って本になるのは初めて。この話をいただいたときは嬉しかった」と喜ぶ。

“人生70点主義” は、梅沢が大切にしている人生の教訓だ。

「100%の人間はいない。いいことをしても、余計なことはするなと必ず言われる。そうするとマイナス点になる。だから100点満点なんて絶対ないから。肩肘張って100満点で生きていかなくてもいい。人生って70点でいい」

 コロナ禍によって、梅沢が座長を務める劇団も大きな打撃を受けた。その一方で「政治家がこんなにも人の役に立たないということが、国民に伝わってよかった」と切り込んだ。

「政治家は右往左往している。ひとつ決めることがあるなら、誰かが決めればいい。(政治家の誰かに)相談しても、わかる奴なんてひとりもいないんですから。コロナの『コ』の字もわからないジジイがいっぱいいるなかで、なにも決められない」

 家で過ごす時間も増え、料理を振る舞うこともあるという。

 梅沢は「料理が得意なもんですから。(自分が料理して)女房に今日何時頃帰ってくるんだって聞いたら『8時よ』って言って9時半に帰ってくる。『8時ならちゃんと8時に帰ってこいよ!』って。でも、(自分も)昔よくやってたな、と思った」と気づきを語っていた。

 かつての “浮気話” に華がさく場面もあった。梅沢は、自身の浮気にまつわるこんなエピソードを披露する。

「ゴルフ行ってくるよ、と朝の5時半に家を出て、(夕方の)6時半ごろにうちに帰ってきた。どこ行ってたのって聞かれて『千葉だよ』って答えると『青山3丁目にゴルフ場があるんだ』って。

(盗難対策で)車にGPSをつけてた。うちの車にはイマココサービスのオプションがついてて、何時何分に車がどこに停まっていたかが全部わかる。僕はそんなものがついているとは思わなかった。彼女に会いに青山3丁目に車を停めてて、女房は全部それをわかってた(笑)」

 浮気をするうえでの工夫について聞かれると、「無理ですね。絶対に浮気はバレます!」と一刀両断。

「まず下着が変わる。履いたこともないような下着になっちゃうんですよ。服装も変わる。バレない浮気はない! 浮気はずいぶんしましたけど、100%バレる」と、最後は必死な様子を見せて笑っていた。