横浜FC、新監督に四方田修平氏の就任を発表…早川知伸氏はコーチに就任

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 横浜FCは10日、トップチーム監督に四方田修平氏の就任と、2021シーズン監督を務めた早川知伸氏のトップチームコーチ就任を発表した。

 四方田氏は1973年生まれの現在48歳。1999年にコンサドーレ札幌のアシスタントコーチに就任すると、ユースコーチやユース監督などを経て、2015年7月から2017年には札幌のトップチーム監督を歴任。2018年からは札幌のヘッドコーチを務めていた。

 早川氏は1977年生まれの現在44歳。2011年に横浜FCのユースコーチに就任すると、ジュニアユース監督、トップチームコーチ、ユース監督などを経て、2021年4月からトップチームの指揮官を務めていた。

 横浜FCは今シーズンの明治安田生命J1リーグを6勝9分け23敗、勝ち点「27」の最下位で終え、J2降格が決定。来季からは四方田氏が指揮することとなった。

 両氏は横浜FCのクラブ公式サイトで以下のようにコメントしている。

■四方田修平
横浜FCファミリーの皆様。この度、横浜FCの監督に就任することになりました四方田修平です。多くの方々に応援していただけるこのクラブの監督に選ばれて非常に光栄です。オファーをいただいたこの御恩を、必ずJ1昇格という結果でお返しできるよう全力を尽くします。一体感のあるチームを築き、アグレッシブな姿勢でシーズンを戦っていけるように、良い準備をしていきたいと考えています。7歳まで生まれ育った横浜に戻ることにも縁を感じています。ファン・サポーターをはじめ、チーム関係者、スポンサーの皆様、どうぞ応援よろしくお願いいたします」

■早川知伸
「2021シーズン、監督としてJ2降格という結果になってしまったことに、大きな責任を感じております。それに伴い、退任させていただく事になりました。2021シーズン、横浜FCに応援していただいた全ての方々に心より感謝いたします。ありがとうございました。今後に関してですが、2022シーズンは、コーチとして就任させていただく事になりました。クラブのビジョンと自分の想い・考えをじっくりと協議した結果、クラブからの要請を受け、コーチの就任をさせていただくことを決断しました。全ては、『横浜FCが成長し発展していくために。そして1年でJ1昇格するために』全身全霊で臨んでいきます。いつも横浜FCを応援してくださるすべての皆さまの応援がクラブの大きな力になります。引き続き、応援をお願いできれば幸いです。これからも横浜FCと共に戦ってください。よろしくお願いいたします」

 また、四方田氏はヘッドコーチを務めていた札幌のクラブ公式サイトでも以下のようにコメントしている。

「コンサドーレファミリーの皆様 大変急なお知らせとなりましたが、来シーズンより横浜FCの監督に就任することになりました」

「いつかは札幌を離れると思いながら23年。そのいつかがこんな急にやってきて、皆様方にきちんとご挨拶する場を持てなかったこと、大変残念で申し訳なく思っています。自分はいつでも北海道のサッカー界に恩返しをという気持ちで指導してきました。これまでの指導者人生の全てを捧げてきたコンサドーレ、住み慣れた北海道を離れるのは、とても一言では言い表せません。ただ今回は、チャレンジしたい、しなければならない、という気持ちが先に立ちこの決断に至りました。サポーターで埋め尽くされた札幌ドームでの試合が、苦しいことを全て忘れさせてくれるくらい大好きでした。遠いアウェイの地にもたくさんの赤黒のサポーターが応援に来てくれて力づけられました。いろんな思いを皆さんと共有させて頂き本当に有り難うございました。17年の最終戦での『四方田札幌』の声が今でも忘れられません」

「ユース時代には北海道212プロジェクトで各地域を回って指導したこと、北海道の指導者仲間と公式戦で互いに競い、そして夜遅くまでお酒を交わしながら育成について語り尽くしたことは僕の大きな財産です。野々村社長にはJリーグの監督にさせてもらいました。今でもユースの全国大会を離れ、二人で群馬から移動し、翌朝早朝の便で二人とも緊張して一睡もできない状態で記者会見に臨んだことを思い出します。三上GMは公私にわたって相談に乗ってもらい、常に支えてくれました。ユース、トップチームと長くやらせてもらえたのも全て三上さんのお陰です」

「ミシャさんにはこの4年間、プロの指導者としての厳しさや攻撃サッカーのエッセンスを学びました。こんな自分を受け入れて頂き本当に感謝しています。北海道での23年間、周囲の人たちに恵まれました。関わった選手、コーチをはじめとする各スタッフ、コンサドーレ社員の皆様、ここまでお世話になり有り難うございました。また会える日を楽しみにしています」