清原和博さんの「新庄監督批判」が世間から総スカンのワケ

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 いきなりのダメ出しに球界が騒然としました。

 伝説のバットマン・清原和博さんが「ビッグボス」こと新庄剛志さんを一刀両断したからです。

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 清原さんは11月17日、自身のYouTube番組「清ちゃんスポーツ」で、新庄監督の派手な服装について、こう語りました。

 「もうちょっとちゃんとしてくると思ったんですよ。プロ野球の監督になったらある程度、ちゃんとしてくる」

 そして、こう続けたのです。

 「プロ野球100年の歴史があるわけですよ。川上監督から始まってね。絶対、プロ野球のOBたちは口に出さないと思いますけど、みんなイヤな気分になっているのは間違いないと思います。僕らの年代までの選手までは」

 ビッグボスフィーバーに沸く球界に一石を投じた格好ですが、在京スポーツ紙の記者は清原さんの発言をこう解説します。

 「何よりも『お前が言うな』に尽きるでしょう。服装について新庄さんをディスる資格は、清原さんにはありませんよ。我々記者は、2014年2月21日の巨人軍那覇キャンプの出来事を記憶しています。清原さんは純白のスーツに白のVネックTシャツ、裸足に黒と白の革靴、丸刈りにヒゲという、野球の取材現場ではありえない格好でキャンプ地に現れたのです」

「誰もが『あの服装はない』と思いましたが、原監督は打撃ケージ裏の『原タワー』に招き、球団OBとしてしっかりともてなした。その後の清原さんの行動は、そんな関係者の気配りに泥を塗ったも同然です。新庄監督に苦言を呈す前に、まずは自分の過去を悔い改めるべきでしょう」

 「清ちゃんスポーツ」のチャンネル登録者数は50万人超。巨大メディアとも言えます。カリスマとしての存在感は不変だけに、その発言が球界に与える影響も大きいでしょう。

 だからこそ清原さんには、「再生回数が上がればいい」という安直な発想で発言して欲しくはありません。「野球界の明日」を考えて、しっかりと情報発信して欲しい。それこそが、かつて清原さんのバットに魅了されたファンの、正直な願いです。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]