知人女性を殺害し現金を奪ったなどとして強盗殺人などの罪に問われた男の裁判。

男は殺害した理由について「借金返済から逃げることができないと思い込んでいた」と話しました。

起訴状などによりますと、鍼灸師の森岡俊文被告(60)は去年3月、借金およそ2300万円の返済を免れるようと山崎好恵さん(当時64歳)を殺害。

さらに、現金およそ7100万円を奪ったうえ、遺体を切断し、廿日市市の山中に埋めた強盗殺人などの罪に問われています。

17日の裁判で、森岡被告は犯行当時をふり返り、「あの時殺さなかったらお金の返済の追求から逃げることができないと思い込んでいた」と、話しました。

また、奪った現金の使い道は「全く考えてなかった」と話し、裁判官に借金返済を免れる以外に殺害する理由がなかったか問われると、「はい」と答えました。

判決は24日に言い渡される予定です。