来年10月のとちぎ国体と全国障害者スポーツ大会の開会式で点火される炬火のトーチとミニ炬火台が完成し、16日お披露目されました。

お披露目式には福田富一知事と製作した栃木県内3つの企業などが参加しました。

炬火とはオリンピックの聖火にあたるもので、トーチ、炬火台ともに県内をはじめ広く一般からデザインが募集されました。

トーチは長さが70センチ、重さ400グラムです。

合成樹脂でできた緩やかな流線型で、青色は栃木の川の流れを、緑色は栃木の自然を表現。

グリップは人間工学に基づいて握りやすくなっていて、手にすると「軽い」という印象があります。

一方の炬火台は、今回は市・町の採火イベントで使われるミニサイズのものが披露され、高さは40センチ。

小さい板状に加工した大谷石でいちごの形を表現しました。

大谷石は東日本大震災の際に崩れた塀などが再利用されていて、イチゴの赤い色とのコントラストが鮮やかです。

トーチとミニ炬火台を使い来年4月から8月にかけて開かれる採火イベントで市・町ごとに火を作り、その火を集めて来年10月のとちぎ国体と全国障害者スポーツ大会の開会式で炬火台に点火されます。

カンセキスタジアムとちぎに設置される最終の炬火台は、今回披露されたものの4倍の大きさになるということです。