ワークマンスマホ時代が到来か? 災害時でも安心、実用性も高いタフ&高コスパな3モデル

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スマートフォンが普及し、我々の生活スタイルは大きく変化した。
さらにスマートフォンが円熟期を迎えた今、その変化も多様化し始めている。

たとえば衣料にしてもファストファッションが誕生してから価格はぐっと下がり、最近では耐久性が高く、デザインが改善されてきたワークマン製品に人気が集まっている。

そんな動きがスマートフォンにも起きるかもしれない。

ワークマンは今やレディースまで手掛けるほど、デザインを強化した衣料を販売している。
スマートフォンの世界でも、近年、耐久性を高めたタフ仕様の製品が増えてきている。
タフ仕様スマートフォンというと、以前は、いかにもタフとわかる重く、ゴツイといったデザインだったが、最近は普段使いできるデザインの製品も増えている。

すでにこれらのタフスマートフォンは海外で販売されており、日本でも少しずつ知られるようになってきた。


海外で売られているタフ仕様のスマートフォン


タフ仕様のスマートフォンは、当然、防水防塵(IP68等)であり、それに加えて高圧・降温なジェット水流にも耐える「IP69K」規格にも対応した製品もある。
さらにはアメリカ陸軍の物資納入企画「MIL-STD-810G」対応など、アウトドア利用だけではなく建築現場などの本格的なタフフィールドでも実用に耐える製品まである。

操作面でも手袋をはめたまま操作できるグローブモードの搭載や、氷点下以下の温度に対応した製品もあるなど、一般的なスマートフォンが利用できないシーンや場所でも使うことができる。バッテリー容量もかなり大きく、2日は平気で使い続けられる製品も多い。

気になるタフスマートフォンの価格だが、意外だが、安いものなら200ドル以下、2万円以下で販売されているものもある。

耐久性が高く、実用性もあり、デザインも良いワークマンの服を買うように、これからはスマートフォン選びも、選択肢に「タフ仕様」が加わる時代が到来しそうな流れができつつあるのだ。

とはいえタフスマートフォンを手掛けるメーカーは複数あるのだが、販路が限られていることもあり、まだあまり知られていない。日本で正規販売されているものも少なく、入手しにくいのも残念なところだ。しかしいずれこの手の製品も日本で販売される日が来るかもしれない。

今回は、そんな中から代表的な製品を3つ紹介する。

1.Blackview BV6600 Pro
Blackview社のタフスマートフォン。4G対応でバッテリーは8580mAh。最大の特徴は温度計を内蔵していること。
FLIR社の赤外線サーモグラフィーを内蔵しており、数メートル離れた距離からでも誤差5-10度で温度を測定できる。住居や車のボンネットなどの温度を計り、異常を感知する、といった使い方も可能だ。画面サイズは5.7インチ、メインカメラは1600万画素。
価格は260ドル前後(約3万円)。


赤外線温度計内蔵のBV6600 Pro




Oukitel社のWP15は巨大なバッテリーを搭載しながらも5G通信に対応する。
バッテリーのサイズは,なんと15600mAh。
これは一般的なスマートフォン4-5台分に相当する。
待ち受けは1300時間、ビデオの連続再生は35時間と驚異的な性能だ。
またOTGケーブルを使えば他のスマートフォンの充電も可能なので、WP15があれば2-3台のスマートフォンをフル充電できてしまう。
画面サイズは6.5インチ、メインカメラは4800万画素。
価格は430ドル前後(約4万9000円)。


15600mAhバッテリーを搭載するWP15



3.Ulefone Armor 11 5G
Ulefone社のArmor 11 5Gも高速通信規格の5Gに対応。
2000万画素の赤外線カメラを搭載し、ナイトビジョン撮影、すなわち夜間や照明の少ない倉庫の中といった暗いところの写真も撮影できる。
野生動物の撮影などにも向いていそうだ。
本体の厚みは14.2ミリで、タフスマートフォンとしては薄い部類に入る。画面サイズは6インチ、メインカメラは4800万画素。
価格は520ドル前後(約5万9000円)。


Armor 11 5Gは夜間撮影が可能な赤外線カメラを搭載


これら3種の製品は、それこそワークマンで売られていてもおかしくない性能を持っているといっても過言ではないだろう。
・赤外線温度計
・ポータブルなみの巨大バッテリー
・(暗視)赤外線カメラ
このような普通のスマートフォンではありえない機能の搭載は、必要な人にとっては喉から手がでるほど欲しい製品といえる。
またガジェット好きなユーザーであれば、手に取って使ってみたいと思う人も多いだろう。

さらに一般の人でも、ワークマン製品と同様に、価格が手頃なことから災害時にも役立つスマートフォンとして購入したいと思う人も多いのではないだろうか?

これらタフ仕様スマートフォンは、今のところ海外通販でしか購入できないが、日本で正式に販売すれば、ワークマンスマホとして、一気に人気が出る可能性もあるのではないだろうか。


執筆 山根康宏