まるで浮世絵だ...!

一目見れば、そんな言葉が口からこぼれる写真がツイッター上に公開され、注目を集めている。

人通りの少ない駅前通りを見下ろすかのような富士山。雪化粧した美しい姿は、確かに浮世絵で描かれる富士山のように堂々としていて、現代版「富嶽三十六景」の1作品と言われても違和感ないだろう。

こちらの写真を撮影したのは、静岡を拠点に活動している写真家のhiro(@ajishiokun)さん。

2021年10月13日、自身のツイッターアカウントにこの写真を投稿したところ、多くのユーザーの目が釘付けになった。

ツイートは24日昼時点で33万4000件を超えるいいねが付くほど反響を呼び、こんな反応が寄せられている。

「浮世絵すぎる!良い写真」
「こんなに浮世絵然としてる富士山にはなかなかお目にかかれません」
「街の営みが感じられて素敵な富士山写真ですね!」
「激渋!」
「現代の浮世絵!」
「街並みが違うだけで富士山はいつの時代も雄大」

静岡には富士山以外にも魅力がある!

静岡県出身のhiroさんはこれまでにも見事な富士山の写真を自身のSNSで紹介し、話題を呼んでいる。

その様子は、過去Jタウンネットでも「『毎日が葛飾北斎』 他県民が本気で憧れる『静岡の日常風景』がこちら」という記事で紹介している。

「私の写真で少しでも楽しんでもらえることに嬉しく思っています」

21日、投稿が度々話題になることについて、Jタウンネット記者にそう素直な心境を語るhiroさん。

今回話題になった写真は19日午前10時頃に撮影したもので、当時は小雨がぱらついていて人通りも少なく、雰囲気抜群の一枚となった。

hiroさんにとって富士山は幼い頃から慣れ親しんできた存在だ。だからこそ、地元に対して思うところもある。

静岡県は本当に良いところです。しかし、富士山以外はあまり知られていないと感じています。
なので今後は富士山以外にも魅力溢れる場所や行事について発信していけたらと思っています」(hiroさん)

日本の名峰・富士山。そんな富士山を有する静岡にはまだまだ他にも魅力がいっぱいある。地元にこだわる写真家が次はどんな魅力あふれる場所を紹介するのか、今後の活躍が楽しみだ。