“ダメなアーセナル”はもういない 特大の可能性花開くヤング・ガナーズ
クラブOBのミケル・アルテタが指揮官となって3季目のアーセナル。ここまで2季連続での8位フィニッシュと悔しい結果に終わっており、今夏はその状況を覆すべく大型補強を行っている。現在プレミア9試合を消化して4勝2分3敗となっており、開幕から3連敗と躓いたが、そこから6戦無敗と調子を上げてきている。
安定感を手にしたガナーズだが、やはり夏の補強の成果が出ている。最終ラインに関してはアーロン・ラムズデール、ベン・ホワイト、冨安健洋の新加入組は既に先発を掴んでおり、ヌーノ・タヴァレスも先日のアストン・ヴィラ戦で初先発を経験している。キーラン・ティアニーを脅かす高い評価を得ており、今後が楽しみだ。
また、このアストン・ヴィラ戦ではボランチのトーマス・パルティと前線のピエール・エメリク・オバメヤン、アレクサンドル・ラカゼットとの3人以外はすべて20代前半の選手で構成されており、世代交代も完了している。更にその中心にいるのはエミール・スミス・ロウやブカヨ・サカのような下部組織出身の選手たちであり、クラブの方針が正解だったことを示している。
今季序盤から何かと批判にさらされていたアーセナル。だが、今ではチームも好調であり、欠点を克服したチームに変貌しつつある。まだシーズンの序盤であり、なにも成し遂げてはいないが、今アーセナルが辿っている道筋は間違いではないだろう。