現代グッズでひと儲け！？ 『いつでも自宅に帰れる俺は、異世界で行商人をはじめました』は万能スキルでらくらく異世界ストーリー

　異世界転生もいいけれど、さらに理想を言えば、「現代と異世界を自由に行き来できる」状況ではないでしょうか。

　ニコニコ漫画「ニコニコファイア」にて連載中の『いつでも自宅に帰れる俺は、異世界で行商人をはじめました』では、なんと自宅の押し入れが異世界につながっており……!?

　現実世界の便利グッズを売りさばいてひと儲けを企む主人公の、ロマン溢れる奮闘模様が見ものです！

とんでもないものを遺していったばーちゃん

　「……あるんだなー、こんなことって」とつぶやいたのは、主人公の尼田士郎（あまた しろう）。

　彼がいま立っているのは見知らぬファンタジー世界ですが、後ろを振り返れば現代日本の和室が見えるという奇妙な状況に陥っていました。

　士郎が異世界への入口を発見することになった場所は、行方不明のばーちゃんが住んでいた一軒家の押入れ。

　ほどなくして見つけた手紙によると、どうやら祖母は“ルファルティオ”という世界から日本にやってきた異世界人であったことが判明します。

　異世界について書かれた情報量過多な手紙に従っていくうちに、何やら2種類のスキルまで修得してしまった士郎。

　“等価交換”と“空間収納”は、果たして彼にどのような力を与えることになるのか……。

　いろいろとわからないことだらけではありますが、「迷わず行けよ。行けばわかるさ」という祖母の言葉をないがしろにするのも忍びないところ。

　結局士郎はホームセンターで装備を整え、異世界“ルファルティオ”へと足を踏み入れるのでした。

商人向きな2種類のスキルを駆使して……!?

　“ルファルティオ”に降り立った士郎は、さっそく最寄りの町へと到着。

　このあたりで異世界メシにでも舌鼓を打ちたいところですが、当然ながらここでは一文無しなわけで……。

　「はぁ〜日本円であの串焼きが買えればなー」と天を仰いだ士郎。すると、手に持っていた千円札が銅貨に早変わり！

　これぞ彼が修得したスキルその1、“等価交換”の能力だったのです。

　ちなみにしばらく後のエピソードでは、もうひとつの修得スキル“空間収納”の効果内容も明らかに。

　こちらはその名の通り、非常に便利な収納スキルだったようで……。

　どんな偶然か、まさに商人向きのスキルを手に入れていた士郎。

　そして彼は、ある少女との出会いをきっかけに本格的な商売に乗り出すことになります。

心優しき少女・アイナとの出会いを経て

　異世界の通貨を日本円に両替できることに気付いた士郎は、市場へと直行。

　初めて見る賑わいに目を輝かせていると、花束を抱えた少女に声を掛けられます。

　彼女の名前はアイナ。お母さんに楽をさせたい一心でお花を売る、心優しい女の子です。

　そんなアイナと仲良くなった士郎は、この町やこの世界についていろいろと教えてもらうことに。

　アイナの話によると、どうやらこの町“ニノリッチ”では届け出さえすれば誰でも商売ができる模様。

　だいたいの貨幣価値も把握できた士郎は、すぐさま役場へと向かい……。

　……ものは試しで簡素な露店を開いてみることに！

　果たして士郎が最初に商品として選んだグッズとは。そしてそのグッズは、異世界人にどのような衝撃を与えることになるのか!? 気になる売れ行きについては、ぜひ連載ページよりチェックしてみてください！

（画像はニコニコ漫画『いつでも自宅に帰れる俺は、異世界で行商人をはじめました』より）