400円以下の贅沢。「インドカレーグリルドビーフ」は洋食風味のコクとスパイシーさが絶品【一条もんこのカレーログ #4】

2021年8月29日 7時55分

週1更新！一条もんこさんが推すレトルトカレー

これまで4,000食以上のレトルトカレーを食してきた一条もんこさんが、いまおすすめしたい商品をセレクト、macaroni のトレンドチームメンバー井上が実際に食べてレビューします。話題の新商品から、ときにはご当地のカレーまで幅広く登場しますよ。

スパイス料理研究家 / 一条もんこさん
4,000食のレトルトカレーを食した、正真正銘のレトルトカレーマニア。イベント、メディア多数出演。スパイスとカレーの料理教室「Spice Life」をはじめ、著書『おうちで楽しむスパイス料理とカレー』（池田書店出版）、講演会やイベントでも大活躍。自作レトルトカレー『あしたのカレー』は10万食の大ヒット！

新宿中村屋「インドカレーグリルドビーフ」

今回のセレクトは、新宿中村屋のインドカリーシリーズの「インドカレーグリルドビーフ」。同シリーズは、“伝統のカリーの味をご家庭で” というコンセプトをもとに、昭和2年から培われたレストランの調理技術により生み出された、香り高いオリジナルスパイスと、具材をのボリューム感を堪能できる本格的レトルトカレーです。

そのなかでもインドカレーグリルドビーフは、グリルして旨みを閉じ込めた厚切りのビーフを使用した贅沢な逸品。各種野菜・果実・ミックススパイスを加えたソースでじっくり煮込み、オリジナルスパイスで仕上げられています。

新宿中村屋のレトルトカレーは、種類も多く、どれも完成度が高いですが、同商品を食べるのは今回がはじめて。辛さだけでなく、味の奥深さにも注目ですね！

レトルトカレーマニアのおすすめポイント！

もんこさん「炒め玉ねぎの濃厚な甘さと、香る複数のスパイスの切れ味が食欲を掻き立てます。スパイスが中心のインドカリーでありながら、洋食のソースようなコクもありとても贅沢な味。やわらかな牛肉もたっぷり入っていて食べ応えも抜群なのに、リーズナブルなのも嬉しいです」

スパイスのシャープな辛みと洋風な味が絶品

やわらかいビーフとスパイス感あるソースが特徴のビーフカリー。ルーの色も濃いめで、ビーフシチューに似たような香りも感じますね。200gも入っているのでごはんを覆ってしまうくらい、ボリューム感たっぷりです。

まろやかなのに、キレがある！

香りにつられてさっそくひとくち。辛さはかなり控えめですが、コクとまろやかさが抜群です！ハンバーグなどに合わせたくなるような味わいで、洋食屋さんで出されても不思議じゃないほどの完成度。

濃厚ですが、スパイスのキリッとした辛みもきいているので、さらさらと食べ進められます。厚切りのビーフは身が締まっており、噛み締めるほどに旨みが溢れ出します。

400円以下でこんなに贅沢なカレーを食べられるとは…

スパイスがしっかりときいた、口のなかがヒリヒリするようなカレーも良いですが、こういった洋食風味のカレーは、頭を使ったときや疲れたときに食べると、とっても癒されます。

強いていえば、具材の量は想像していたよりも少なめでした。とはいえ、ルー自体のボリュームはたっぷりで味にも奥行きがあり、全体的には満足度の高いレトルトカレーでした。

ワンコイン以下で食べられるので試しやすいのも嬉しいポイント。パンと合わせるのもおすすめですよ♪