ドレッシングが爽快!冷水希三子さんの「なすと牛肉のタリアータ」【旬を味わう華やかデリおかず #13 】
冷水さん特製!夏の疲労回復メニュー
料理家の冷水希三子さんに教わる、夏の体の疲れを取るデリもいよいよラストのレシピ。これまで冷水さんならではの食材の使い方や、調理のポイントをたっぷりと教えていただきました。
いつも新しい視点で、ほかにはないレシピを生み出す冷水さんですが、いったいどんなことから着想を得ているのでしょうか?
グリルパンで簡単!なすと牛肉のタリアータ
調理時間:15分
保存期間:冷蔵で2~3日
「最後のレシピは牛肉やレモン、ハーブなど夏バテを吹き飛ばしてくれそうな材料をたっぷり使います。食べ応えのあるメニューなので、メイン料理としてもぴったりです。
作り方は焼き上げたなすと牛肉に、青唐辛子を使ったドレッシングをかけるだけなので簡単!ステーキ用のお肉なら、そこまで分厚くないので焼けるのも早いですよ。今回は表面に焦げ目がつきやすいグリルパンを使っていきます。焦げ目をつけると、風味がプラスされてさらに旨味が増すのがポイント。グリルパンがない人はフライパンでもおいしく作れますよ。
ドレッシングの青唐辛子は爽やかな辛味や香りが特徴です。一気に夏らしい味わいを演出してくれるので、旬の時期はぜひ使ってみてください」
材料(2人分)
・牛もも肉(ステーキ用)……1枚
・なす……1本
・塩……適量
a. パクチー(みじん切り)……1株
a. 青唐辛子(小口切り)……1本
a. レモン汁……小さじ2杯
a. 酢……小さじ1/2杯
a. ナンプラー……小さじ1杯
a. 砂糖……小さじ1杯
a. 水……小さじ2杯
a. エクストラバージンオリーブオイル……大さじ1杯
〈サラダ〉
・パクチー(ざく切り)……2株
・ミント……ひとつかみ
下ごしらえ
・サラダの材料は軽く洗って水を切り、冷蔵庫で冷やしておく
作り方
1. ドレッシングを作る
(a)をすべて混ぜ合わせてドレッシングにします。
「パクチーとナンプラーは相性のよい食材。混ぜ合わせるだけで一気にエスニックな味わいになりますよ。砂糖が溶けるまでよく混ぜ合わせたら、ドレッシングは完成です」
2. なすを切り、オリーブオイルを塗る
なすは縦に4等分し、キッチンペーパーを使って表面にエクストラバージンオリーブオイル(分量外)を塗ります。
「なすは油をまとわせたほうがおいしいので、キッチンペーパーや刷毛などでオリーブオイルを塗っておくとべちゃっとしません。焼いている最中になすの表面が乾いてきたら、油分を足してあげるとよりジューシーになりますよ」
3. なすと牛肉を焼き上げる
グリルパンを熱し、まずはなすを焼きます。続いて塩で下味をつけた肉も、レア気味に焼き上げます。
「グリルパンはきれいな焼き目がつくうえに、少量の油で焼けるので、ヘルシーに仕上がるのがポイント。火が入り過ぎない分、失敗しにくい点もよいところです。
もちろんグリルパンがない人はフライパンでもOK。グリルパンに比べて火が入りやすいので、よく様子を見ながら焼いてくださいね」
4. 皿に盛り付け、ドレッシングをかける
皿に3を盛ったら、ざく切りにしたパクチーとミントを添えます。全体に1をまわしかけたら完成です。