たった4ステップでプロの味!「帆立と冬瓜の南蛮漬け」 【“滋味”でととのう真夏メシ #1】
簡単でじんわりおいしい。帆立と冬瓜の南蛮漬け
8月の金曜日連載「“滋味”でととのう真夏メシ」では、暑い日にもおいしく食べられる滋味深い和食のレシピを、新進気鋭のシェフに紹介してもらいます。第一回は、「帆立と冬瓜の南蛮漬け」。
レシピを教えてくれたのは、東京 恵比寿にある割烹居酒屋「創和堂」料理長の前田さん。「創和堂」は、渋谷の人気和食割烹「酒井商会」の姉妹店として、2020年にオープンしました。
「栄養価が高く、夏でも食べやすいメニューを考案しました。和食は手間がかかるイメージかもしれませんが、今回のレシピはシンプルな材料で簡単に作れるものなので、ぜひ実践してみてください」
「『帆立と冬瓜の南蛮漬け』の基本材料は、夏野菜である冬瓜、年中手に入れやすい帆立、薬味のみょうがと3品のみ。冬瓜と帆立は、味の相性がとてもいいんですよ。
野菜と魚介を南蛮酢でさっぱりと、みょうがのアクセントを効かせたさわやかな前菜です」
材料(1~2人前)
・帆立貝柱……4個
・冬瓜……1/8個
・みょうが……1パック
・片栗粉……適量
〈南蛮酢〉
・水……500cc
・淡口しょうゆ……100cc
・砂糖……100g
・酢……150cc
・みりん……40cc
・濃口しょうゆ……15cc
・昆布……10g
・しょうがスライス……10枚
・赤唐辛子(輪切り)……少々
作り方(4ステップ)
1. 南蛮酢をひと煮立ちさせ、冷ましておく
南蛮酢の材料をすべて鍋に入れ、火にかけてひと煮立ちさせ、冷ましておきます。
「この南蛮酢は、アジの南蛮漬けといったほかの料理にも使えますよ」
2. 切った冬瓜とみょうがを、南蛮酢とあわせる
冬瓜は皮をむいて薄くスライスし、みょうがは千切りにします。
冷ました南蛮酢に、冬瓜とみょうがを漬けましょう。
3. 帆立を軽く揚げる
帆立に片栗粉をうって、180℃の油(箸を入れて気泡が出るくらいが目安)で1分ほど揚げます。
「帆立は半生くらいの仕上がりがおいしいので、サッと1分ほど揚げればOKです」
4. 南蛮酢に帆立を加え、1時間ほど味を染み込ませる
冬瓜、みょうがが入った南蛮酢に、半分にカットした帆立を加えてさらに漬けます。
「1時間ほど漬けこめば、十分味が入りますよ」
帆立、冬瓜を分けて盛り付け、冬瓜の上にみょうがをのせれば完成です。
簡単なのに本格的!さっぱりと夏らしい前菜
中がほどよくレアでふっくら&しっとりした帆立と、シャキっとした冬瓜、食感のバランスが絶妙です。そこにみょうがのさわやかな香りがアクセントになっています。
「冬瓜は煮て食べることが多いですが、生でもおいしいんですよ」と前田さん。
ウリ科の野菜ならではのさっぱり感が夏らしい、前菜にぴったりのひと品です。やさしい酸味の南蛮酢が全体を引き締め、パクパクと食べ進められます。
次週は、「万願寺唐辛子と新生姜、牛肉のきんぴら」を紹介
次週は、「万願寺唐辛子と新生姜、牛肉のきんぴら」のレシピをご紹介。
甘辛いしょうゆベースのお肉の小鉢は、今回紹介した南蛮漬けともよく合います。脇役になりがちな新生姜を、しっかりメイン級に使うアレンジも必見です!
取材・文/島田みゆ
撮影/岡崎慶嗣
取材協力
店舗名:創和堂(そうわどう)
公式SNS:https://www.instagram.com/sowado_ebisu/?hl=ja
電話番号:080-8040-4822
最寄駅:JR恵比寿駅東口より徒歩6分
郵便番号:150-0012
住所:東京都渋谷区広尾1-12-15 リバーサイドビル 1F
市区町村:渋谷区
町域:広尾1-12-15 リバーサイドビル 1F
営業時間:17:00~23:30
定休日:不定休※SNS等で最新情報をご確認ください