人気すぎて品切れ続出! ダイソーの「味付けたまごメーカー」を使ってみた
食楽web
私たち日本人が好きなたまご料理といえば“味玉”。おかずにも、おつまみにも、トッピングにもなる万能選手の味玉は、たったひとつ添えるだけで一気に贅沢感が増すから不思議です。筆者も給料日やお仕事を頑張った日は、自分へのご褒美でラーメンに味玉をトッピングするのがお決まりです。
家で作れば思う存分食べることができるのですが、味玉は見かけによらず作るのが結構大変。たまごがしっかり浸かるよう漬けつゆをたくさん用意して、ムラなく味が染みるよう、漬けている最中には何度もたまごを回転させなければなりません。簡単に味玉が作れたらどんなにいいか……。
そんな願いを叶えてくれる商品が『ダイソー』から発売され、大きな話題になっています。
味付けたまごメーカー 110円(税込)
それがこちらの「味付けたまごメーカー」。今年の5月始めに発売された商品なのですが、発売当初からあまりの人気に各店舗で品切れ状態。週3回以上ダイソーに行く筆者ですら、探しに探して購入するのに2カ月以上かかりました。
爆発的に売れた理由は「少しの調味料で簡単にムラのない味玉が作れる」から。その拍子抜けするほど簡単な作り方を、「味付けたまごメーカー」の魅力とともにご紹介しましょう。
“無駄”をとことん省いた、世界一簡単な味玉の作り方とは?
容器、落としブタ、外ブタの3点セットになっている
準備するのは、めんつゆ(もしくはお好みの調味料)100ccと、好みの固さに茹でたゆでたまご4個のみ。商品パッケージの裏に書いてあるレシピを見たときは、「めんつゆの量少ないけれど大丈夫かな?」と不安になりましたが、全く問題ありませんでした。その理由は後ほど。
ちなみに、パッケージの表面には「ゆでたまごの茹で時間目安」も書かれています。せっかく作るなら自分好みの半熟具合にしたいので、この心遣いは嬉しい!
殻をむいたゆでたまごを容器にセットしたら、めんつゆを入れます。よく見ると容器の内側に線が入っており、その線まで入れるとちょうど100ccになるように作られています。面倒な計量をしなくて良いのは地味にありがたいですよね。
容器をたまご型にして不必要な空間を作らないことで、少量のめんつゆでもこの通り、ほぼ漬かりきっています。ここで登場するのが「落としブタ」。この商品の最大のポイントです。
落としブタを被せることでめんつゆがたまごの上部にも上がってきて、たまご全体をまんべんなく覆います。あとは外ブタを閉めて、冷蔵庫で1時間漬け込むだけ。
容器の形と落としブタのおかげで、たまごひとつひとつが完全にめんつゆに浸かっているため、漬けている間に何度もたまごをひっくり返す必要がありません。ほったらかしておけば、勝手に味玉が完成します。
ちなみに、この容器はそのまま保存容器として使えるので、タッパーに移し替える手間や、余分な洗い物の手間が省けます。実際に作ってみると、至るところに『ダイソー』の思いやりとアイディアが散りばめられていて驚きました。
気になる「味玉」の出来栄えは如何に!?
ご覧の通り、色ムラのない綺麗な味玉が完成! ゆでたまごを作るときにパッケージに書いてある時間を参考にしたのですが、まさに理想の半熟加減に仕上がっていてテンションが上がります。味もしっかり染みていて、ほったらかしただけでできた味玉とは思えない出来栄え。この商品がいまだに買えないほど人気なのも納得です。
ちなみに筆者のおすすめの食べ方は「味玉ごはん」。白ごはんに味玉を乗せて、ネギや海苔などの薬味をふりかけ、味玉を漬けていためんつゆを少しだけ垂らせば完成です。
出汁の旨味とほどよい甘味を感じるめんつゆ、とろりとした黄身がごはんに絡んで、お箸が止まりません。とろとろの黄身としっかり火が通った卵白、それぞれの食感を味わえるのも良い。忙しい朝や疲れてご飯を作りたくない時、夏バテで食欲がない時に重宝しますよ。
今回はめんつゆで作りましたが、塩麹や鶏ガラ出汁、唐辛子や豆板醤を使ったピリ辛タレなど、レパートリーは無限! いろいろ試せるのは、家で作るからこそですよね。
(撮影・文◎佐々木 舞)