バリスタおすすめ!おうちでできるカフェラテの作り方

この記事を書いたのは…

JSFCAコーヒーソムリエ 、バリスタ:今野直倫

食品衛生責任者・飲食店営業許可取得。全国各地を飛び回り1日カフェを開催。自家焙煎のコーヒーを焼きたて、挽きたて、淹れたてにこだわって、お客さん1人ひとりに向き合ってコーヒーを一杯ずつハンドドリップ抽出。コーヒーの知見を活かしてWEBライターとしても活動中。

こんにちは。 バリスタの今野直倫です!

みなさんは、カフェでカフェラテを注文しますか?私は見かけるとすぐに注文してしまいます。とくに、夏の暑い日のアイスカフェラテはたまりません。しかし、お店だけでなく、おうちでもおいしいカフェラテを飲みたいですよね。そういった人のために、おうちでも楽しめるカフェラテのレシピをご紹介します!

この記事では、バリスタとして活動する私が、カフェラテのおいしさを少しでも知ってもらうために、カフェラテの魅力や基本レシピをお教えします。

カフェラテとは?カプチーノ・カフェオレとの違いも!

カフェラテは凝縮したコーヒーであるエスプレッソを、ミルクで割った飲み物です。イタリア発祥で、大手シアトル系カフェでも人気があります。

カフェラテの魅力は、濃厚なエスプレッソに注がれたミルクと相性がよい点です。濃厚なコーヒーを楽しめることはもちろん、ラテアートのように目で見て楽しめるのも魅力の1つといえるでしょう。

カプチーノとカフェオレとの違い

カフェラテと同じく、よく見かけるのがカプチーノやカフェオレと呼ばれる飲み物です。カプチーノやカフェオレとカフェラテの違いはどういったものでしょうか?

カフェラテとカプチーノは、ミルクとコーヒーの割合が異なります。

・カフェラテ…コーヒー:ミルク=8:2
・カプチーノ…コーヒー:ミルク=5:5

フォームミルクと呼ばれるふわふわのミルクの割合も異なります。カフェラテはミルクの2割ほどがフォームミルクに対して、カプチーノはミルクの5割ほどがフォームミルクです。

カフェラテやカプチーノでは、エスプレッソと呼ばれる濃縮したコーヒーが使われています。一方、カフェオレは、使われているコーヒー豆は浅煎りで、通常のドリップコーヒーです。そのため、カフェラテよりも、あっさりとした印象を受けます。

また、カフェラテとカフェオレのミルクとコーヒーの割合も異なります。

・カフェラテ…コーヒー:ミルク=8:2
・カフェオレ…コーヒー:ミルク=5:5

どちらも、味に大きな違いはないですが、口に入れたときの印象が変わります。ぜひ、お店で見かけたときはどちらも注文して飲み比べてみてください。

バリスタ直伝!おいしいカフェラテのレシピ

カフェラテはエスプレッソを使ったアレンジコーヒーなので、作るのはむずかしく感じるかもしれません。ただ、ご家庭でもドリップコーヒーに工夫を加えることで、カフェラテのような味わいを再現できます。

ここでは、おうちで誰でも簡単に作ることができるカフェラテのレシピをご紹介。通常のドリップコーヒーよりも濃く抽出することで、エスプレッソコーヒーを再現して作るレシピです。「おうちにコーヒー器具がない」という人でも、比較的簡単に用意できるので参考にしてください。

用意するもの

用意するものは以下のとおりです。

・ドリッパー
・コーヒーサーバー
・フィルター
・ケトル(なくても問題ありません)

ドリッパーにお湯を注ぐことができればケトルはなくても、問題ありません。ただし、お湯がうまくコントロールできず抽出がむずかしくなるので、可能であれば用意してください。

材料

材料は以下の3つです。

・コーヒー豆(中挽きでなるべく深煎りの豆 10g)
・水(100ml)
・牛乳(100ml)

コーヒー豆はなるべく深煎りでミルクで割るのに適したものを選びましょう。コーヒー屋さんで購入するのであれば「ミルクで割りたいです」と相談してください。おすすめのコーヒー豆を紹介してくれます。

手順

以下の4つの手順にそってカフェラテを作っていきます。

1. お湯を準備

ケトルにお湯を準備します。80~90度くらいが目安です。

2. コーヒー豆にお湯を注ぐ

用意したコーヒー豆10gを使って、3分を目安に数回に分けてお湯を注ぎます。

3. コーヒーを抽出する

通常よりも少なめの100mlほどで抽出します。

4. 牛乳入れて完成

抽出したコーヒーにレンジや鍋などで温めた牛乳100mlを入れて完成です。

本来であれば、コーヒー豆10gに対して、180mlほどで抽出します。しかし、エスプレッソのような濃厚なコーヒーを再現するために、少なく抽出するのがおすすめです。お店のカフェラテのような濃厚な味わいになりますよ。

おうちで手軽にできる!ふわふわなフォームミルクを作るコツ

カフェラテに欠かせないのが、ふわふわなフォームミルクです。しかし、エスプレッソマシンやミルクフォーマーなどをわざわざ用意して作るのは大変ですよね。

そのような人におすすめなのが、泡立て器を使った作り方です。泡立て器でホイップするだけで作れるので、ぜひ挑戦してみてください。

ふわふわのフォームミルクを作るコツは、温かいうちに泡立てることです。また、泡立てすぎると泡が消えてしまうので、空気を含ませながら3~4分を目安に作りましょう。

もし、ぬるくなってしまい、泡が少なくなってきたら、レンジなどで温め直せばまた泡立ちやすくなります。

温めてから作ることと、3~4分を目安に泡立てることがふわふわなフォームミルクを作るコツです。

カフェラテに最適な豆の選び方

カフェラテは、コーヒー:ミルク=8:2の割合で作ります。そのため、ミルクのコクに負けないようなどっしりとした深煎りのコーヒー豆を選ぶのがおすすめです。

インスタントコーヒーの場合、2本使って抽出するなど通常よりも濃いコーヒーで作ってもよいかもしれません。

カフェなどで提供されるカフェラテに使われるコーヒー豆も、基本的には深煎りのものが多いので覚えておきましょう。

カフェラテはアレンジするともっとおいしい!

カフェラテは、コーヒーにミルクを入れたアレンジコーヒーですが、さらにひと手間加えたアレンジレシピもおすすめです。お酒を入れたり、自分好みに甘さを調整したりして、もっとおいしくするレシピをご紹介します。

カフェラテのアレンジは、ここでご紹介するレシピ以外にもたくさんあるので、ぜひ探してみてくださいね。

アーモンド・カフェラテ

健康志向な人に注目を浴びるアーモンドミルク。そのアーモンドミルクを牛乳の代わりに使ったカフェラテのアレンジレシピです。

牛乳をアーモンドミルクに変えるだけなので、とても簡単に作れます。アーモンドミルクがコーヒーの香ばしさを引き立て、お好みでアーモンドシロップを入れてもおいしいです。牛乳よりもヘルシーで後味がすっきりしています。

牛乳が飽きてしまった人や健康志向な人におすすめです。

ラムレーズン・ カフェラテ

ラムレーズンとラム酒を入れたカフェラテのアレンジレシピです。

通常のカフェラテに、ラム酒を10mlほどとお好みでコーヒーシュガーを追加してください。最後にラムレーズンを追加したら完成。

コーヒーのなかにラム酒がほのかに香る大人のカフェラテです。また、トッピングしたラムレーズンがおしゃれなアクセントになります。自分へのご褒美に贅沢なカフェラテを飲みたい人におすすめです。

黒糖・ラテ

黒糖シロップとゆであずきを入れたカフェラテのアレンジレシピです。

通常のカフェラテに、10gのゆであずきと黒糖シロップ10mlほどを追加するだけで作れます。

コーヒーとあずきの相性抜群のお汁粉のような和風デザートです。また、お好みで甘さを調整できるので、コーヒーが苦手な人もおいしく飲めます。

あずきやお汁粉のような和のデザートが好きな人におすすめです。

おうちでも手軽にカフェラテを楽しもう!

カフェラテは、おうちでもドリッパーなどがあれば手軽に楽しむことができます。また、カフェラテをさらにアレンジしたレシピもいくつかご紹介しました。

カフェラテを作れれば、おうちでいつでもカフェ気分を味わうことができます。その日の気分で楽しみ方を変えたり、見た目がおしゃれだったりするのも大きな魅力です。

お店でカフェラテをいつも飲んでいるという人は、ぜひおうちでもカフェラテを作ってみてください。