こねないパンと発酵不要のパン!簡単パンのレシピをプロがご紹介
簡単!基本のこねないパンレシピ
まずはじめに紹介するのは、こねないパン。ゴムベラで、粉気がなくなるまで混ぜるだけでOKです。一次発酵は冷蔵庫でひと晩としていますが、それ以上になっても問題ありません。前日に生地を仕込んでおいて、朝食後にゆっくり二次発酵させてから焼き上げてお昼に食べてもいいですね。
材料
・強力粉……200g
・塩……ふたつまみ
・水……90cc
・牛乳……45cc
・砂糖…大さじ2杯
・ドライイースト……小さじ1杯
・無塩バター……15g(常温に戻しておく)
作り方
1. 液体とドライイーストを混ぜる
牛乳と水を合わせて、電子レンジで1分ほど加熱します。ぬるま湯程度のあたたかさにしましょう。そこに、ドライイーストと砂糖を加えてよく混ぜます。
ここがポイント!
しばらく放置して、泡が出てくるのを待ちましょう。
2. 生地を混ぜる
強力粉と塩を合わせてささっと混ぜ、1とやわらかくなったバターを加えます。
ゴムベラで粉気がなくなるまでよく混ぜましょう。
3. 常温で発酵
粉気がなくなったら、ラップをして常温で30分おきます。
4. ガス抜きする
2倍ほどに膨らんだら、生地を端からつまんで中心部分におりたたみ、生地をひっくり返してガス抜きします。再びラップをして、常温で30分おきましょう。
5. 冷蔵庫で発酵
冷蔵庫に入れて、ひと晩発酵させます(約10時間)。冷蔵発酵は、時間の調整が可能な発酵方法。ポイントは冷蔵庫でゆっくり発酵させることなので、10時間以上発酵させても問題ありません。
6. 成形する
冷蔵庫からパン生地を出し、常温に30分ほどおいておきましょう。強力粉をふった台にボウルから生地を取り出し、パン生地を6等分(1個約65g程度)します。
パン生地を丸めます。
ステンレスのバットにクッキングシートをしいて、パン生地を並べましょう。バットがなければ、天板にクッキングシートをしいて、パン生地をのせてOK。
7. 二次発酵させる
発酵機能のあるオーブンの場合、オーブンに入れて40~60分ほど二次発酵させましょう。室温で二次発酵をおこなう場合、大きめのポリ袋に入れてあたたかい場所でひとまわり大きくなるまで発酵させてください。
8. 190度のオーブンで焼く
パン生地の上に強力粉(分量外)をふるい、190度に予熱したオーブンで15~17分程度焼きます。
9. できあがり
表面に香ばしい焼き色が付いたらできあがりです。15分経たないうちに表面が焦げそうになったら、アルミホイルで覆って焼いてください。
コツ・ポイント
ドライイーストと砂糖を混ぜたら、泡が出てくるまで発酵させることがポイント。慌てずに、泡がプクプク出てくるまで待ってくださいね。
ベーキングパウダーで作る!発酵いらずの簡単パンレシピ
ベーキングパウダーを使うパンは、食べたくなったときにすぐに作れて便利。こねも発酵も不要のお手軽パンです。スライスしてトースターでカリッと焼くと、まわりはカリッとして中はふんわり。ほんのり甘くてとってもおいしいですよ。
レシピではくるみやレーズンを加えていますが、何も入れないプレーンもおすすめ。お子さん用には、チョコチップを加えてもおいしいです。
材料
・薄力粉……250g
・ベーキングパウダー……大さじ1杯
a. 牛乳……120cc
a. ヨーグルト……80g
a. 砂糖…大さじ山盛り1杯
a. 塩……ふたつまみ
・くるみ……大さじ2杯
・レーズン…大さじ2杯
※くるみやレーズンはお好みで入れてください。ドライいちじくやドライクランベリーなど好きなものに変えてOK。あらかじめ刻んでおきましょう。
作り方
1. 材料を混ぜる
大きめのボウルにaを入れて、よく混ぜます。
2. 粉をふるう
薄力粉にベーキングパウダーを混ぜ、ふるっておきます。
3. 粉類を加えて混ぜる
ここがポイント!
1のボウルに、2とくるみ、レーズンを加えて、ゴムベラで混ぜます。粉気がなくなるまでささっと混ぜましょう。あまり混ぜ過ぎないように、手早くおこなってくださいね。
4. クッキングシートに生地をおく
天板にクッキングシートを敷き、3をおきます。山を作るように、こんもりとおきましょう。
5. 190度のオーブンで焼く
パン生地の上に強力粉(分量外)をふるい、190度に予熱したオーブンで30分焼きます。
6. できあがり
表面にしっかり焼き色が付いたらできあがりです。30分経たないうちに表面が焦げそうになったら、アルミホイルで覆って焼いてください。
面倒な工程不要で気軽に手作りパンを楽しもう!
「こねないパン」と「発酵不要のパン」は、気軽に作れる簡単パン。パン作りのプロがご紹介するレシピなら、おうちで失敗なくパンが作れますよ。「発酵不要のパン」は、慣れれば焼き時間を入れて45分程度でできあがるので、思い立ったらすぐに作れて便利。どちらも簡単でとてもおいしいので、ぜひ試してみてくださいね。