写真:左から、ナカスジファーム 中筋 秀樹 代表、大阪府 環境農林水産部 南部 和人 部長、
       ダイドードリンコ株式会社 中島 孝徳 代表取締役社長

 

新型コロナウイルス感染拡大に伴う生活様式の変化により、府民の「農のあるライフスタイル」への関心が高まっている。

こうした動きの中、今年度から大阪府では、農業の担い手を確保することを目的として、「大阪農業つなぐセンター」を新たに設置した。これまでの新規就農相談窓口とハートフルアグリサポートセンターの担い手確保に加え、マルチワーク等で農業に取り組む方や副業等に農業を取り入れる企業と農業者のマッチングを行うなど、半農・半Xをはじめとしたライフスタイルに応じた農業への参画を促進する狙いである。

その取組みの一環として、副業やボランティアなどにより農業への参画を希望する企業を「アグリパートナー」と位置づけ、農作業等への応援を求めている農業者をマッチングする制度を創設した。

このたび、本制度の連携協定第1号として、ダイドードリンコ株式会社とナカスジファームがマッチングし、令和3年6月29日に調印式を実施した。

 

写真:ダイドードリンコ株式会社 中島 孝徳 代表取締役社長

 

ダイドードリンコ株式会社 中島 孝徳 代表取締役社長は、「当社は、自動販売機による清涼飲料水の販売を事業としており、地域社会の発展なくして当社の発展はないと考えている。また、本取り組みを通じて、働き方改革の推進や従業員の知見が広がればと期待している。」と話した。

 

写真:ナカスジファーム 中筋 秀樹 代表

 

ナカスジファーム 中筋 秀樹 代表は、「全く初めての取り組みで、とまどいながら試行錯誤しているが、この機会をチャンスに変えていけるように取り組んでいきたい。今後のさらなる規模拡大をめざすためにも企業のノウハウを学び、また、経営改善にもつなげていきたい。」と話した。

 

 

大阪農業つなぐセンターでは、本制度を通じて、今後も農業への参画を促進していく考えだ。

応募要件は、以下のとおりである。

1 応募要件
以下の3分野のうち、いずれかの分野での取組みを希望する企業(複数分野を応募することも可能)。
(1)副業
従業員の副業の選択肢に農業を可能とする企業
(2)農業体験・ボランティア
従業員の農業体験や農業ボランティアの取組みを希望する企業
(3)福利厚生
従業員への福利厚生としての農業を希望する企業

2 応募の手続き
(1)応募受付期間:随時受付
(2)応募費用:無料
(3)応募方法:電子メールまたは郵送。
以下の募集チラシ裏面の必要事項をご記入の上、郵送または電子メールにて問い合わせ先までご提出。

募集チラシ [Wordファイル/757KB] 募集チラシ [PDFファイル/241KB]

3 応募後の手続きの流れ
(1)大阪府から応募企業に対し、希望する取組みの具体的な内容を聞き取り。
(2)希望内容に応じて、大阪府が農業者を紹介。
(3)農業者と応募企業間で詳細な条件などを調整。
(4)マッチング成立後、農業者と応募企業間で連携協定を結ぶ。
※連携協定の締結にあたっては、大阪府がサポートする。
(5)連携協定に基づき、取組みを実施。

4 その他
・応募内容に合致した農業者を必ず紹介できるとは限らない。
・農業者との調整の結果、マッチングが成立しない場合は、別の農業者を大阪府が紹介。
・複数の農業者と連携協定を結ぶことも可能。

5 相談窓口
 「大阪農業つなぐセンター」
         (大阪府環境農林水産部農政室推進課経営強化グループ内)
Tel 06−6210−9596(直通)
Fax 06−6614−0913
Mail Nougyou@gbox.pref.osaka.lg.jp

6 所在地
〒559−8555
大阪市住之江区南港北1−14−16 大阪府咲洲庁舎22階
【最寄り駅】 大阪メトロ中央線「コスモスクエア駅」下車、南東へ徒歩8分
ニュートラム南港ポートタウン線「トレードセンター前駅」下車、ATCビル直結

7 参考URL
アグリパートナー企業について

 

 

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