渋谷区某所で異世界転生!? 「RPGレストラン」に行ってきた件
6月18日から20日までの3日間限定で渋谷区某所に突如現れた異世界……「RPGレストラン」をみなさんはご存知でしょうか? コロナによって人々が消えうせた東京に、魔法料理やモンスター料理を堪能できる「RPGレストラン」が存在していたのです。
―――と、実はこちら、「STYLY」というVRクリエイティブプラットフォームを運営する「Psychic VR Lab」が手がける、VR体験ツアープログラム「ULTRA TOUR」の中の1コンテンツなんです。
「ULTRA TOUR」とは、複数人で同時に参加できるVR/AR/MRを用いた超初体験を提供するツアープログラム。今後もサウナや演劇、ショッピングなど、さまざまなジャンルとコラボしたツアーコンテンツを鋭意準備中だといいます。
漫画やアニメでは異世界転生モノが一世を風靡し、ゲームではRPGの世界に没入する若者も数知れず。令和に生きる日本人は、異世界転生に飢えているといっても過言ではないのかもしれません。
そこで今回は、異世界料理を堪能できる「RPGレストラン」の体験レポートをしていきましょう。
■RPGグルメを楽しむ、新感覚VRレストラン
予約当日。チケット購入者のみに知らされる住所と暗号を手に、レストランへと足をすすめました。すると、地下につながる階段とスタイリッシュなネオン看板を発見。一見バーの入り口に見えますが、こちらが目的地のようです。
入店時に転生先での「役職」を選択し、カウンターへと向かいます。そこで事前に知らされていた暗号をスタッフに伝えると、転生後の名前を記すようにと羊皮紙のような紙に名前の記述を求められました。
そして名前を書き終えると、PRGの世界へといざなわれていきました―――。
足を踏み入れた先には、東京とは思えない異世界のような空間が広がっていました。
お店の奥には魔術師がたたずむカウンターに魔法陣が描かれた壁紙。転生先のマップでしょうか、モンスターなどが描かれた地図が張られていました。全体的にダークな雰囲気に包まれた館内に、五感から異世界を感じられます。
席に着くと、魔術師たちから食事の楽しみ方を案内されます。
「RPGレストラン」では、VRゴーグルを着けることで「伝説の勇者」「伝説の魔法使い」「伝説のバイキング」「伝説の暗殺者」「伝説のテイマー」のいずれかに転生できるとのこと。そして転生後、薬草やモンスター、ドラゴンなど、魔法の世界の食材を使った食事を一口ずつ試食できるようです。
卓上にはファンタジー感満載の、重厚感がある大きな皮の手帳が一冊、自身の役職を指すカードが一枚。
私は「伝説の魔法使い」へと転生します。
しばらくするとレストランの支配人が現れました。黒いマントとマスクで全身を覆った、怪しい雰囲気を漂わせています。
そして、RPGレストランでの食事ではとある"バトル"が行われると伝えられました。
「格付けバトル」。
転生後に得られる戦士としての優れた味覚と知性をもって、2択のうちから料理に使われている食材を選んでいくんだとか。さらにはその結果によって、罰ゲームや報酬が待っているのだそう。
歴戦の強者たちと行う格付けバトル、伝説の魔法使いに転生するのだから負けられません。なお、今回いただいたメニューは下記の通りです。
コースメニュー
Welcome drink ポーション
Salad 僧侶の気まぐれサラダ
Appetizer 闇のおつまみ
Soup スライムスープ
Main 天空のステーキ
Dessert 雷魔法のタルト
そしていざ、異世界へ。VRゴーグルを身に着けると、あっという間に日本とは思えない世界に転生したようです。そして支配人の指示により、食事会場へ移動します。すると、先ほどまでとは姿が異なる人々が円卓を囲んでいました。
格付けバトル開始
改めてルール説明を受けた後、格付けバトルがはじまりました。
食事は映像と合わせて、魔術師が食事を口まで運んでくれます。映像と食感がマッチし、異世界グルメを食べているのを視覚、味覚、食感から感じられます。
支配人より料理と2択の食材について解説され、実際に味わった味覚をもとに、正解を導き出していきます。
選択を誤ると"アウト"。罰として自身の見た目、称号がどんどんと変化していきました。
食材を味わった後にはライバルとなる戦士たちとの会話をすることができ、その会話からも正解を導き出すことも可能。ですが相手を蹴落とすべく、戦略戦が行われることも……。
会話を楽しみつつ食事を堪能できるため、親しい友人と行くのもよいですが、その場で初めて出会う転生者たちとの新たな出会いを楽しむのも「RPGレストラン」の醍醐味かもしれません。
ちなみに私はバトル料理全5品のうち3品正解。結果、「伝説の魔法使い」からはじまった転生は、「魔法使いもどき」で幕を閉じました。
さらに、カウンターで最終的な称号が書かれたカードを魔導士に渡すと、称号に合わせたギフトをいただくことができました。
こちらは称号に応じてもらえる品が異なるようです。ギルドでもらえる報酬のようで、異世界要素が転生心をくすぐります!
今回訪れた「RPGレストラン」は、RPGゲームの世界を「味覚」「視覚」で体験できるVRコンテンツになっていました。複数の参加者が同じRPG料理を食べ、2択のクイズを楽しめる新感覚のVR体験。「ULTRA TOUR」では、これからもさまざまなコンテンツを準備しているとのこと。みなさんもぜひチェックしてみてはいかがでしょうか?
まるいさん まるいさん 武蔵野美術大学卒 web業界 編集/ライターの25歳、カラアゲニスト。 食レポ・イベント取材・インタビュー取材等を行っています。 写真はミラーレスとiPhone 12miniで撮影、noteのイラストは全自作。 趣味は 漫画/アニメ/美術館めぐり/絵描き 等
▼リンクまとめ
note:まるいさんちのおもちゃ箱 Twitter:@marUeee_net Instagram:@marueee_net この著者の記事一覧はこちら
―――と、実はこちら、「STYLY」というVRクリエイティブプラットフォームを運営する「Psychic VR Lab」が手がける、VR体験ツアープログラム「ULTRA TOUR」の中の1コンテンツなんです。
漫画やアニメでは異世界転生モノが一世を風靡し、ゲームではRPGの世界に没入する若者も数知れず。令和に生きる日本人は、異世界転生に飢えているといっても過言ではないのかもしれません。
そこで今回は、異世界料理を堪能できる「RPGレストラン」の体験レポートをしていきましょう。
■RPGグルメを楽しむ、新感覚VRレストラン
予約当日。チケット購入者のみに知らされる住所と暗号を手に、レストランへと足をすすめました。すると、地下につながる階段とスタイリッシュなネオン看板を発見。一見バーの入り口に見えますが、こちらが目的地のようです。
入店時に転生先での「役職」を選択し、カウンターへと向かいます。そこで事前に知らされていた暗号をスタッフに伝えると、転生後の名前を記すようにと羊皮紙のような紙に名前の記述を求められました。
そして名前を書き終えると、PRGの世界へといざなわれていきました―――。
足を踏み入れた先には、東京とは思えない異世界のような空間が広がっていました。
お店の奥には魔術師がたたずむカウンターに魔法陣が描かれた壁紙。転生先のマップでしょうか、モンスターなどが描かれた地図が張られていました。全体的にダークな雰囲気に包まれた館内に、五感から異世界を感じられます。
席に着くと、魔術師たちから食事の楽しみ方を案内されます。
「RPGレストラン」では、VRゴーグルを着けることで「伝説の勇者」「伝説の魔法使い」「伝説のバイキング」「伝説の暗殺者」「伝説のテイマー」のいずれかに転生できるとのこと。そして転生後、薬草やモンスター、ドラゴンなど、魔法の世界の食材を使った食事を一口ずつ試食できるようです。
卓上にはファンタジー感満載の、重厚感がある大きな皮の手帳が一冊、自身の役職を指すカードが一枚。
私は「伝説の魔法使い」へと転生します。
しばらくするとレストランの支配人が現れました。黒いマントとマスクで全身を覆った、怪しい雰囲気を漂わせています。
そして、RPGレストランでの食事ではとある"バトル"が行われると伝えられました。
「格付けバトル」。
転生後に得られる戦士としての優れた味覚と知性をもって、2択のうちから料理に使われている食材を選んでいくんだとか。さらにはその結果によって、罰ゲームや報酬が待っているのだそう。
歴戦の強者たちと行う格付けバトル、伝説の魔法使いに転生するのだから負けられません。なお、今回いただいたメニューは下記の通りです。
コースメニュー
Welcome drink ポーション
Salad 僧侶の気まぐれサラダ
Appetizer 闇のおつまみ
Soup スライムスープ
Main 天空のステーキ
Dessert 雷魔法のタルト
そしていざ、異世界へ。VRゴーグルを身に着けると、あっという間に日本とは思えない世界に転生したようです。そして支配人の指示により、食事会場へ移動します。すると、先ほどまでとは姿が異なる人々が円卓を囲んでいました。
格付けバトル開始
改めてルール説明を受けた後、格付けバトルがはじまりました。
食事は映像と合わせて、魔術師が食事を口まで運んでくれます。映像と食感がマッチし、異世界グルメを食べているのを視覚、味覚、食感から感じられます。
支配人より料理と2択の食材について解説され、実際に味わった味覚をもとに、正解を導き出していきます。
選択を誤ると"アウト"。罰として自身の見た目、称号がどんどんと変化していきました。
食材を味わった後にはライバルとなる戦士たちとの会話をすることができ、その会話からも正解を導き出すことも可能。ですが相手を蹴落とすべく、戦略戦が行われることも……。
会話を楽しみつつ食事を堪能できるため、親しい友人と行くのもよいですが、その場で初めて出会う転生者たちとの新たな出会いを楽しむのも「RPGレストラン」の醍醐味かもしれません。
ちなみに私はバトル料理全5品のうち3品正解。結果、「伝説の魔法使い」からはじまった転生は、「魔法使いもどき」で幕を閉じました。
さらに、カウンターで最終的な称号が書かれたカードを魔導士に渡すと、称号に合わせたギフトをいただくことができました。
こちらは称号に応じてもらえる品が異なるようです。ギルドでもらえる報酬のようで、異世界要素が転生心をくすぐります!
今回訪れた「RPGレストラン」は、RPGゲームの世界を「味覚」「視覚」で体験できるVRコンテンツになっていました。複数の参加者が同じRPG料理を食べ、2択のクイズを楽しめる新感覚のVR体験。「ULTRA TOUR」では、これからもさまざまなコンテンツを準備しているとのこと。みなさんもぜひチェックしてみてはいかがでしょうか?
まるいさん まるいさん 武蔵野美術大学卒 web業界 編集/ライターの25歳、カラアゲニスト。 食レポ・イベント取材・インタビュー取材等を行っています。 写真はミラーレスとiPhone 12miniで撮影、noteのイラストは全自作。 趣味は 漫画/アニメ/美術館めぐり/絵描き 等
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