業務スーパーで販売されている『麺國なまそば』をご存じでしょうか。

常温タイプのそばが4食入り。そばというよりは細うどんのような、もっちりしたコシの強さです。わりと旨味も濃いめですけど、小麦粉が多いもったり系の食感。若干好みを選ぶ格安食材ですね。

業務スーパー|麺國なまそば|199円

業務スーパーにて199円(税込、税抜185円)で販売中です。4食分のそばが個包装されて、内容量は800g(1食200g)。カロリーは100gあたり304kcal(炭水化物 63.5g、食塩相当量 1.6g)。コスパ(単価)は100gあたり約25円、1食あたりだと約50円。販売者は神戸物産、製造者は麺三。

なまそばという商品名ですが、そば粉だけで打った生蕎麦(きそば)というわけではなく、公正競争規約で定義された生めん類のそば(そば粉30%以上、小麦粉70%以下の割合で製麺したもの)に該当する(参考)、製麺後は未加工の常温品という意味にすぎないようです。保存料は加えられているものの、乾麺よりも賞味期限は短く、1ヶ月ちょっと保存できます。

調理はなるべく大きめの鍋に2リットルの熱湯を沸騰させ、本品1食分を3〜4分ほど茹でたら、ざるに移して冷水で締めればOKです。冷凍タイプの『そば』(1kg・266円)を茹で直すのに比べて、相当多めの水量が必要なので要注意。姉妹品の『さぬき麺國生うどん』(800g・199円)と同じ要領になります。

ゆで加減で変わってきますけど、基本はもっちりとしたコシの強い食感です。原材料欄を見ると、そば粉よりも小麦粉のほうが先に表記されており、割合的には小麦粉のほうが多い模様。この点は普通の乾麺と変わりなく、手打ちの本格感はなし。爽やかなすすり心地も感じづらく、小麦粉過多のもったり重い印象になりがちですね。

パッケージ裏には茹でると蒸発すると表記されているものの、保存料に使用された酸味料の匂いが微妙に残りがち。どこかクセの残る風味です。不味くはないけど、美味しく茹で上げるのには慣れが必要かと。しっかり系の旨味と食感が好みでしたら、試してみてもいいかと思います。

特徴をまとめると以下のようになります。

茹でる前の状態で4食分入った、常温保存タイプのそばつるっとしたすすり心地だけど小麦粉の強い食感で、そばというより細うどんに近いもっちり感しっかりした旨味と食べごたえはあるので、簡単なかけそばやざるそば用には問題なく使える調理の手軽さを含めて、冷凍タイプの『そば』(1kg・266円)のほうが無難な選択肢