下野紘が映画の音声ガイドに初挑戦
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 声優の下野紘が、アニメーション映画『漁港の肉子ちゃん』(6月11日公開)のバリアフリー上映で音声ガイドを務めることが明らかになった。

 実施されるバリアフリーサービスは、視覚障害者用音声ガイド、聴覚障害者用メガネ字幕、バリアフリー日本語字幕付き上映の3種類。そのうち、視覚障害者用音声ガイドと
聴覚障害者用メガネ字幕は公開初日から利用可能となり、バリアフリー日本語字幕付き上映は一部劇場にて期間限定で上映される。

 音声ガイドには、本作でヤモリ&トカゲ役を担当し、映画の音声ガイドは初挑戦となる下野が務める。下野は、冒頭の利用方法の説明、劇中の情景の解説から、エンドクレジットまで全ての解説を務める。音声ガイドのディレクターと、声を聞きとりやすいようにトーンやピッチを確認しながら真摯に取り組んだ。収録を振り返った下野は「トカゲ役、ヤモリ役に続き、まさか音声ガイドをやらせていただけるとは……改めて、頑張って良かったなと思いました。今まで施設等の音声ガイドをさせていただいたことはありましたが、映画本編の音声ガイドというのは初めてでした。思っていた以上に細かくガイドを入れることに驚いたのと、状況に合わせたリアクションを解説に入れていくというのが新鮮でした。いろいろ勉強になりました」とコメント。また、本収録で初めて本作を観た下野は、ラストシーンの収録にさしかかると、感極まって声を詰まらせ、一旦収録をストップする場面もあったという。

 『漁港の肉子ちゃん』は、漁港の船に住む訳あり母娘・肉子ちゃんとキクコの秘密が巻き起こすハートフルコメディー。お笑い界の巨人・明石家さんまが企画・プロデュースし、直木賞作家・西加奈子の同名小説をアニメ映画化した。(清水一)