かまぼこの観光スポット!? 小田原「鈴廣かまぼこの里」の全施設を紹介

小田原の人気観光スポット「鈴廣かまぼこの里」を体験レポート!

小田原にあるかまぼこの老舗「鈴廣」が運営する「鈴廣かまぼこの里」は、食事処やおみやげ、手作り体験、工場見学などができる複合施設。

最寄りの風祭駅から下車してすぐ、大きな駐車場も完備された観光スポットです。半日ほどで施設を回れるとのことで、あれこれ体験してきました。

箱根登山鉄道の「風祭駅」を下車したら、すぐ目の前にある「かまぼこの里」。鈴なり市場の建屋が、駅のホームから見えます。敷地内には無料の駐車場も300台完備されていますよ。

電車内がカフェに!?「えれんなごっそカフェ107」

箱根登山鉄道のオレンジ色の車両が目を引く「えれんなごっそCAFE(カフェ)107」は、コーヒーやスイーツ、ビールやおつまみを味わいながらくつろげる、人気のカフェテリアです。

実は、外の箱根登山鉄道はただのオブジェではなく、れっきとしたカフェの席として活躍しています。

ぜひ食べて欲しいのが、3個セットで内容日替わりの「かまぼこピンチョス」。旬の食材とかまぼこの組み合わせに、思わずハマるひと品です。

この日は春の食材を使った3種。特にいちごとかまぼこを合わせたピンチョスは意外な組み合わせながら、いちごの甘味と酸味にかまぼこの塩味と風味がほどよくマッチしています。

箱根百年名水で淹れたコーヒーは、地元のコーヒーショップ「スズアコーヒー」のオリジナルブレンドの豆を使っている、こだわりの逸品。コーヒーを飲みながら、ゆったり休憩するのもおすすめです。

店舗情報

店舗名:えれんなごっそ CAFE107
電話番号:0465-23-7373
最寄駅:箱根登山鉄道 風祭駅下車 徒歩約2分
郵便番号:250-0032
住所:神奈川県小田原市風祭245
市区町村:小田原市
町域:風祭245
営業時間:10:00~17:00
定休日:不定休

「かまぼこ博物館」で、かまぼこ作り見学と手作り体験

入場無料の「かまぼこ博物館」は、学びと体験によって、かまぼこのすべてを知ることができる施設です。楽しみながら、かまぼこの知識を習得できるので、子どもに人気のエリア。

手作り体験ができる、1Fエリア

1階は実際のかまぼこ作りの見学や、かまぼこ作りのアレコレを学べるかまぼこ百科、かまぼことちくわの手作り体験(予約制)ができるエリア。また入り口のすぐ横では、オリジナルのおみやげも販売しています。

作品常設ギャラリー、2Fエリア

2階は吹き抜けの回廊になっており、壁面は1982年よりおこなっている「小さな板絵国際コンクール」の作品常設ギャラリーとして開放しています。なかには、武田双雲さんや水森亜土さんら著名人の作品も展示されています。

かまぼこを知れる、3Fエリア

3階には、かまぼこの栄養成分やおいしさの秘密を科学的に知ることができる「食と科学」のエリアと、あげかまの手作り体験ができるコーナー(予約制)があります。すり身に好きな具材を混ぜ、揚げる体験は約30分間なので気軽に参加することができます。

家でもかまぼこが簡単に作れる「かまぼこ手づくり体験キット」が、ファミリー層を中心に人気だそう。博物館で作り方を学んで、家でかまぼこ作りを実践するのも楽しそうですね。

ランチは「えれんなごっそ」でビュッフェを満喫

ランチのおすすめは「えれんなごっそ」。50種類のメニューがブッフェ形式で食べ放題です。店内は天井が高く、窓が大きいのでとても開放的。子ども連れに嬉しいキッズスペースもあります。

小田原や箱根でとれる海や山の食材をメインにしたごちそうが並び、どれにしようか悩んでしまいます。新鮮な野菜やかまぼこ、肉や魚を使った食べ応えのあるメインと大満足です。

食事をたっぷりと堪能したあとはデザートを選びましょう。おすすめは、写真左から「伊達巻スイーツ」「百年水ゼリー」「汐風シフォン」。

これらのスイーツも、もちろん地場の食材がメイン。ゼリーは、かまぼこや箱根ビールの主原料である箱根百年水と、黒蜜だけで作られています。水そのもののおいしさを感じられる、えれんなごっそのオリジナルスイーツです。

店舗情報

店舗名:えれんなごっそ
電話番号:0465-23-7373
最寄駅:箱根登山鉄道 風祭駅下車 徒歩約2分
郵便番号:250-0032
住所:神奈川県小田原市風祭245
市区町村:小田原市
町域:風祭245
営業時間:【月~金】ランチ 11:00~14:45ランチ・カフェ 15:00~17:00【土・日・祝】ブランチ 9:30~11:00ランチ 11:00~17:00
定休日:年中無休

「千世倭樓(ちょうわろう)」 の名水で打った蕎麦もおすすめ

実際に使われていた古民家を秋田から移築して建てられた建屋が印象的な「千世倭樓(ちょうわろう)」。割烹料理やそばなどの4つの専門店が入る施設です。

箱根は蕎麦の銘店も多いことで有名。「千世倭樓」に入る「そば美藏(みくら)」の、かき揚げ天ぷらのセット「かまぼこかき揚」がおすすめです。箱根百年水で打った蕎麦とかまぼこのサクッとした食感がたまりません。

店舗情報

店舗名:そば 美蔵
電話番号:0465-24-3456
最寄駅:箱根登山鉄道鉄道線 風祭駅下車 徒歩2分
郵便番号:250-0032
住所:神奈川県小田原市風祭50
市区町村:小田原市
町域:風祭50
営業時間:11:00~17:00(L.O.16:00)
定休日:なし※年末年始除く

「鈴なり市場」でおみやげをGET!

「鈴なり市場」は箱根登山鉄道の線路沿いにある市場。かまぼこをはじめ、たくさんのおみやげが並び、鈴廣の製品もほぼすべて買うことができます。市場内にはカフェや甘味処もありますよ。

「かまぼこ」売れ筋ランキングBEST3

3位. ぷちかま

ひとくちサイズの個包装になっている焼きかまぼこです。味はチーズと明太子マヨネーズの2種類。おやつや晩酌のおつまみにもピッタリです。

2位. あげかま

化学調味料や保存料を使用せずに作った、5種類の味を楽しめる揚げかまぼこです。山の幸や海の幸を入れて個性的な味を演出。花やひょうたんなどをモチーフにした、見た目も楽しいひと品です。

1位. 謹上(きんじょう)蒲鉾

鈴廣で人気の定番商品、紅白のシンプルなかまぼこです。素材そのものを大切にし、無添加で作られています。プリッとした歯応えと、魚の旨みにほのかな塩味が絶妙です。

「かまぼこバー」で板かまぼこの食べ比べ

おみやげ選びに迷ったら、「かまぼこバー」へ行ってみてください。ここでは、鈴廣の人気かまぼこを食べ比べすることができます。

食べ比べができるメニューは、3種の板かまぼことドリンク(箱根ビール、白ワイン、日本酒、足柄茶から選べます)が注文できます。人気の謹上かまぼこも食べられますよ。

店舗情報

店舗名:かまぼこバー
電話番号:0465-24-3141
最寄駅:箱根登山鉄道 風祭駅下車 すぐ
郵便番号:250-0032
住所:神奈川県小田原市風祭245 鈴なり市場内
市区町村:小田原市
町域:風祭245 鈴なり市場内
営業時間:【月~金】9:00~18:00【土・日・祝】9:00~19:00
定休日:無休

かまぼこでオリジナルギフトも作れる

かまぼこを送り物にも!というコンセプトのもと、ギフト用にアレンジしたかまぼこを注文できるコーナーです。

板かまぼこにメッセージやイラストを描いてプリントすれば、世界にひとつだけのかまぼこが完成。商品ができるまでに約30分ほどかかります。

「汐風の果樹園」でスイーツを満喫

小田原周辺で収穫したフルーツを使ったジャムやスイーツが並んでいる「汐風の果樹園」。箱根登山電車を見ながら、ゆっくりとティータイムを楽しめます。

人気のシフォンケーキは、紅茶やバニラといった定番商品のほかに、期間限定でいちごも。フワッとした口当たりで、やさしい味わいが印象的です。

店舗情報

店舗名:汐風の果樹園
電話番号:0465-22-3191
最寄駅:箱根登山鉄道風祭駅 下車すぐ
郵便番号:250-0032
住所:神奈川県小田原市風祭245 鈴なり市場内
市区町村:小田原市
町域:風祭245 鈴なり市場内
営業時間:【月~金】9:00~18:00【土・日・祝】 9:00~19:00
定休日:年中無休 ※年末年始を除く

おはぎとお茶で一服できる「こゆるぎ茶屋」

汐風の果樹園の隣にある「こゆるぎ茶屋」では、イートインでテイクアウトでおはぎを販売しています。

好きなおはぎ2個と地元の銘茶「丹沢大山茶」のセット。おはぎは定番商品のほか、季節限定品もあります。写真のセットのおはぎは「きなこ」と「つぶあん」。甘さ控えめで上品な味わいは、いくらでも食べてしまいそうです。

店舗情報

店舗名:こゆるぎ茶屋
電話番号:0465-22-3191
最寄駅:箱根登山鉄道風祭駅 下車すぐ
郵便番号:250-0032
住所:神奈川県小田原市風祭245 鈴なり市場内
市区町村:小田原市
町域:風祭245 鈴なり市場内
営業時間:【月~金】9:00~18:00【土・日・祝】 9:00~19:00
定休日:年中無休 ※年末年始を除く

小田原名物の干物がそろう「こゆるぎ屋」


小田原といえば干物も名産品のひとつ。こゆるぎ屋では、種類豊富な干物がバラやセットで販売されています。

干物は、まろやかな味わいの天日塩を手でふった、昔ながらの製法で作ったもの。ほかには、しらす干しや漬魚なども売っています。

干物コーナーの裏には、敷地内の醸造所で作っている箱根ビールがずらりと並んでいます。数々のコンテストで金賞を受賞したお店自慢のビール。クラフトビール好きは要チェックです!

「かまぼこの里」で、かまぼこの新たな魅力が発見

カフェやビュッフェなどのグルメ、かまぼこの手作り体験、かまぼこやスイーツ、ビールなどがそろう「かまぼこの里」。

シーズン限定商品やイベントもやっているので、ぜひチェックして遊びに行ってみてください。少し足をのばして、小田原城や箱根に行ってみるのもオススメですよ。

※ 記事の内容は、公開時点の情報です。記事公開後、メニュー内容や価格、店舗情報に変更がある場合があります。来店の際は、事前に店舗にご確認いただくようお願いします。