地球にやさしいSバーガーを実食!サステナブルなレストラン「シンシアブルー」と「ザ・バーン」がコラボ

期間限定。地球にやさしいハンバーガーが誕生

サステナブルをテーマに掲げるレストラン東京・神宮前の「Sincère BLUE(シンシアブルー)」と、東京・北青山の「The Burn(ザ・バーン)」のサステナブルなコラボハンバーガー「Sバーガー」が販売開始!

2021年6月4日(金)より、2店舗にて期間限定で販売されます。macaroni 編集部もさっそく3種類のバーガーを試食してきました。

ノルウェーサーモンとサバを使用した「Sバーガー」

ひとりでも多くの人にサステナブル習慣を選んでもらうプロジェクト「Select S」の一環として誕生したのが、Sバーガー。

Sとは「サステナブル(Sustainable)」、「シーフード(Seafood)」、そしてノルウェー産の「サーモン(Salmon)」、「サバ(Saba)」の頭文字のSから成り立っています。

今回はサステナブルなシーフードの経験をする機会として、2店舗とともにSバーガーを開発、それぞれの店舗でことなるバーガーが提供されます。

メニューを考案したのは、「Sincère BLUE」のオーナーシェフ石井真介氏と、「The Burn」のエグゼクティブシェフ米澤文雄氏。

お二人はシェフとして第一線で活躍するかたわら、ずっとおいしい魚を楽しめる未来を目指して活動する一般社団法人「Chefs for the Blue」の理事を務めます。飲食業を営むなかで、漁業問題や海の現状に直面し、危機感を覚えたことから活動をはじめたのだとか。

「レストランを選ぶときに値段やおいしさだけではなく、サステナブルであるという背景を基準にしていく必要がある」「料理人として消費者たちがサステナブルな食材を選べる環境を作っていきたい」と語る彼らが生み出したSバーガーは、どのような仕上がりになっているのか……。期待で胸が高鳴ります。

6月18日(金)までの期間限定。平日ランチのみ

Sバーガーの提供は、平日のランチタイム(11:30~14:30)のみ。6月4日(金)から6月18日(金)までの期間限定メニューです。

「Sincère BLUE」では、「ノルウェー産サーモンのタルタルバーガー」と「ノルウェー産サバ味噌オランデーズバーガー」の2種類を提供。

「The Burn」では「フィレオノルウェーサーモンバーガー(ハーブとヨーグルトのレリッシュソース)」の1種類をいただけます。

1. ノルウェー産サーモンのタルタルバーガー

ノルウェー産サーモンのおいしさを熟知した、シンシアブルーならではの逸品。

ミディアムレアの状態にフリットされたサイコロ状のサーモンをサンドしており、燻製されたスカモルツァ(イタリアのチーズ)と、さわやかなわさびのソースがアクセントになっています。

サーモンのパティはサックリした食感で、弾力があります。燻製されたスカモルツァのおかげで、香りに奥行きを感じますよ。さすがはフレンチシェフが考えただけあり、ソースや具材の一体感が素晴らしいですね。

これだけボリューミーなのに軽い食べ心地なので、食べたあとの重たさが一切ありません。これぞシーフードバーガーの醍醐味ではないでしょうか。

サイドの生サーモンサラダとポテトも抜け目なし

「ノルウェー産サーモンのタルタルバーガー」のサイドメニューには、生サーモンのサラダもついてきます。一度も冷凍されずに輸入されたサーモンは、身がしっかり肉厚でなめらかな食感。

生サーモン、ほんのり苦味のある葉野菜、チーズが合わさったサラダは、フレンチコースの前菜さながらの味ですよ。カリッとホクホクに揚がったポテトには、パプリカとドライトマトのペーストのトッピング。

2. ノルウェー産サバ味噌オランデーズバーガー

スライスされたアボカドとグリルされたサバがサンドされた、和洋折衷バーガー。バーナーで炙ることによて、芳ばしい香りを引き出した味噌のオランデーズソースがポイントです。

ノルウェーからの輸入魚といえば、サーモンの印象が強いですが、じつはサバも多いのだそう。ノルウェーサバは、栄養を含んだ旬のものを漁獲して冷凍、一年中おいしい品質を保っているとのこと。

見てわかるように、サバは肉厚で身がギュッとつまっています。ひと口食べてみると、脂がじんわりと広がっていきました。さらにサバがアボカドと手を組んで、口の中はクリーミー&ジューシーに。

そこへ突然あらわれた鮮烈な風味。なんと春菊とガリが潜んでいました。これにより味のコントラストがくっきりと出て、濃厚なオランデーズソースとの相性もいいですね。

3. フィレオノルウェーサーモンバーガー(ハーブとヨーグルトのレリッシュソース)

こちらは「The Burn」で提供されているサーモンバーガー。主役のサーモンはやわらかくミディアムレア感のある仕上がりで、ゆずソースに漬けたクランベリーときゅうりがサンドされています。

さらにその上には、ヨーグルト、ハーブ、ライムジュースのレリッシュが。初夏らしい味わいで、甘酸っぱさがやみつきになるひと品でした。

まずは「選ぶ」ことからサステナブル習慣を

2店舗のコラボレーションによって生まれた、地球にやさしいハンバーガー。その味もさることながら、その食材が口の中に運ばれるまでの過程を知ることができ、有意義な食事時間を過ごすことができました。

「そもそもサステナブルって?」「地球のために何をすればいいの?」、まだまだわたしたち消費者はわからないことだらけ。まずはこの記事で紹介したメニューを選ぶことからも、サステナブルな習慣を取り入れられます。食事の選択肢のひとつとして、検討してみてはいかがでしょうか。

シェフのプロフィール

「Sincère BLUE」オーナーシェフ 石井真介氏
日本の有名レストランで修業後、フランスの二つ星、三つ星店で腕を磨き帰国。2008年より「バカール」のシェフを7年間務め、「予約の取れないレストラン」として名を馳せる。2016年にオープンした「シンシア」は東京を代表するフレンチレストランの一つとなり、2018年度版よりミシュラン一つ星。フランス料理の伝統的なテクニックをベースに日本ならではの素材を組み合わせ、美しく遊び心あふれるプレゼンテーションを伴った料理で人気を博している。2020年9月にはオーナーシェフとして「シンシアブルー」を開店。一般社団法人Chefs for the Blueの理事として従事。

「The Burn」エグゼクティブ・シェフ 米澤文雄氏
高校卒業後、恵比寿のイタリアンで修業し、22歳で渡米。ニューヨークのミシュラン三ツ星店「Jean-Georges」でインターンを経て、日本人初のスーシェフとなる。帰国後、日本国内のレストランで総料理長を務める。「Jean-Georges Tokyo」の日本進出を機に、シェフ・ド・キュイジーヌとして活躍。2018年9月「The Burn」をプロデュースし、エグゼクティブ・シェフに就任。2020年7月には東京・広尾に、自身が手がけるベジタリアン専門店「Salam」をオープン。著書に「Vegan Recipes/ヴィーガン・レシピ」(柴田書店)がある。一般社団法人Chefs for the Blueの理事として従事。

販売概要

■商品名:「ノルウェー産サーモンのタルタルバーガー」
■価格:1,650円(税込)

■商品名:「ノルウェー産サバ味噌オランデーズバーガー」
■価格:1,500円(税込)

■販売期間:2021年6月4日(金)~ 30日(水)
■販売時間:ランチタイム 12:00~14:00(13:30 L.O.)
■販売場所:Sincère BLUE(東京都渋谷区神宮前1-23-26 JINGUMAE COMICHI 2F)
※Sバーガー提供は平日ランチのみ。月曜定休日

■商品名:「フィレオノルウェーサーモンバーガー(ハーブとヨーグルトのレリッシュソース)」
■価格:1,650円(税込)
■販売期間:2021年6月4日(金)~ 18日(金)
■販売期間:ランチタイム 11:30~14:30(13:30 L.O.)
■販売場所:The Burn(東京都港区北青山1-2-3 青山ビルヂングB1F)
※Sバーガー提供は平日ランチのみ。月曜定休日

取材・文/倉持 美香(macaroni 編集部)