女性店員の腕を借りて高級寿司店をあとにする深田

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「深田さん主演の新ドラマのクランクインは2度延期になっていたんです。最初は5月の4週目。そのあと翌週にずれることになりましたが、直前になって再び延期の連絡がありました。そのあとに活動休止発表があったのです」(ドラマ制作関係者)

深田恭子(38)の突然の芸能活動休止発表。理由が“適応障害”の治療であったために、ショックと心配の声が広がっている――。

活動休止と同時にドラマの降板も発表された。冒頭のドラマ制作関係者は、活動休止の前兆をこう話す。

「今回のドラマは恋愛もので、深田さんが演じる予定だったのはベンチャー企業の女性経営者役。メインキャストには20代の若手俳優が多く、撮影が始まれば主演としてまた先輩として深田さんが現場を引っ張っていく役回りになる可能性も高かったのです。

体調が悪いなかで、そういう重圧も感じていたかもしれないと思うと、つらい気持ちになりますね。代役も比嘉愛未さん(34)に決まりましたし、今は何も気にしないでしっかりと休んでいただきたいと思います」(前出・ドラマ制作関係者)

最近はイベントに出演した際にも「痩せた」と話題になっていたが、事務所の発表によると体調を崩し始めたのは昨春だという。

「体調が落ち込む時期もあれば調子がよくなる時期もあったので、最近までは仕事に穴を開けることはなかったようです」(スポーツ紙記者)

はっきりとした変調が現れたのは、5月中旬のこと。

「映画の撮影に入っていたところ、ある日の撮影直後に、倒れてしまったといいます。その映画の撮影は延期になりました」(前出・スポーツ紙記者)

■「弱みを見せられる相手がいることは支えに」

適応障害についての著書もある精神科医、岡田クリニックの岡田尊司院長はこう説明する。

「適応障害では、抑うつや不安、不眠や頭痛、消化器症状などの身体的不調、めまいや発汗などの自律神経失調の症状が現れることがあります。原因はストレスです。仕事や職場の人間関係、家庭のストレスなど、環境要因が明らかになっている場合に適応障害と診断されます」

冒頭のクランクイン直前のバタバタぶりから、活動休止を深田と所属事務所がギリギリまで悩んで決めたであろうことがうかがえるが、岡田先生は、「深田さんの場合、ドラマの降板を決断できたことは大きい」と指摘する。

「『やめる』と言いだせずにっちもさっちもいかなくなって追い込まれてしまう人も多いですから。多くのケースではストレス要因を“やめる決断”をすることで回復に向かうことが多いんです」

そもそも適応障害になりやすいのは、責任感が強く頑張りすぎてしまう人、周りに気を使いすぎて本音が言えない人なのだという。

「ですから、周囲の方は、『無理しなくていいんじゃない?』『逃げてもいいんだよ』などと伝えて本人の負担を減らすことが大事です。また、なんでも言えて弱みを見せられる相手がいることは支えになります。そういう人と一緒に息抜きの時間を持つというのは回復において必要です」(岡田先生).

深田が活動休止発表をする少し前の日のこと。実は本誌は彼女の姿を目撃していた。その隣には彼女を支える、ある人物の存在があった――。

■実業家恋人は半同棲状態で休止前から深田をサポート

東京都港区内の商店街。緊急事態宣言で閉店が要請されている夜8時前、会員制高級すし店から深田が出てきた。

「この店の会員数は50人にも達しないほどで厳選されたメンバーのみ。1日1組限定の完全貸し切りという究極のプライベートレストランなんです。そのぶん値段も張って、1人5万円ほどはかかります」(グルメライター)

深田に先んじて店を出ていたのは、デニムのシャツにスニーカー姿のラフな格好の男性。2年半前から交際中と報じられている不動産会社シーラホールディングスの会長、杉本宏之氏(43)だ。

後から出てきた深田は、白いTシャツに黒いパーカ。杉本氏と同様のラフな装いから、気の置けない恋人同士のリラックスした時間を過ごしたことがうかがえる。

そして彼が先に乗っていた高級輸入車へと乗り込んで去っていった――。

「2人の交際は順調ですよ」

そう話すのは杉本氏の知人だ。

「杉本さんは昨年12月に新たに『K&H』という会員制ワインバーをオープンしていますが、周囲からは“恭子&宏之”といじられています。本人は“King&Hero”の頭文字から付けたと話していますが、いじられている彼はまんざらでもない表情でしたよ」

本誌は今年1月に、杉本氏が「会社が上場したら結婚する」と周囲に話していると報じた。

「彼の会社は昨年度も過去最高の業績を記録しましたし、上場の下準備は進んでいると聞いています。でも忙しいなかでも、彼は深田さんと一緒の時間を過ごすよう心掛けていますね。もともとお互いのマンションがお向かいにあるので頻繁に行き来していたんですが、ここ最近は特に杉本さんが深田さんの部屋で過ごすことが多いと聞いています。半同棲と言っていい状態だと思いますよ。ただ、今考えると、ここ数カ月、体調が悪かった彼女のことを心配してできる限りのケアをしていたのでしょうね」(前出・知人)

深田は昨年5月に発売された写真集についてインタビューを受けた際にこんなことを言っていた。

《ちょっとしたことでもすぐ気にかかっちゃうんですが、ハワイでの写真を見返すと、『私、こんな顔で笑えるんだ』って自分でもびっくりするくらい(笑)》(’20年5月15日配信「@BAILA」より)

いまは周囲の支えを得てゆっくりと休んで――。また笑顔で戻ってきてほしい。