業務スーパーの『牛やわらか焼肉』はクセ強いけど味付け次第でごはんの友に
業務スーパーで販売されている『牛やわらか焼肉』をご存じでしょうか。
オーストラリア産牛肉を使用した、冷凍の成型肉です。強火でサッと焼けばそこそこ美味ながら、油が強くて好みを分ける風味。以前にご紹介してからだいぶ経ったので、改めて味や使い勝手を確認してみました。
業務スーパー|牛やわらか焼肉|599円
業務スーパーにて599円(税込、税抜555円)で販売中です。内容量は500gで、薄く成形された冷凍牛肉が20枚前後入っています(個体差あり)。コスパ(単価)は100gあたり約120円。製造者はミート丸真あさぎり工場、販売者は神戸物産。
成型肉とは、細かい屑肉や内臓肉を結着剤で固めた食肉のこと。本品は薄めに加工されてますけど、要はサイコロステーキと同じものです。牛肉サイコロステーキは一般スーパーでも大差ない価格で見かけますから、標準的な手頃さと言ってよいかと。
調理はフライパンやホットプレートで加熱するだけ。特に成型肉は食中毒のリスクが高いので、中心までちゃんと火を通しましょう。ただし、本品は長く加熱すると脂分が溶けて、大量の油が滲み出てしまいます。なるべく強火でサッと焼き上げるのがおすすめです。
基本的にはやわらか食感。短時間でサッと焼けば、それなりの歯ごたえは残ります。反対に、弱〜中火でだらだら加熱してしまうと、滲み出た大量の油がハネまくって危険なうえ、脂分が抜けることで食感もボソボソに……。焼き方次第でかなり印象の変わる商品です。
以前にご紹介した際と比較して、原材料表示などに変化はほとんど見当たらず。若干値上がりしただけですね。下味はガーリックが強く、軽く醤油や七味を加えるなどの調味次第でご飯ががっつり進みます。及第点の簡単おかずですけど、油が強いクドめの味づくりと、焼き方にコツが必要な扱いづらさ。人を選ぶ一品と言えるでしょう。
特徴をまとめると以下のようになります。
豪州産牛肉を薄く成型加工した冷凍食肉味付けと旨味が濃く、そのままでもご飯おかずになるけど、風味に若干クセがある歯ごたえが弱い柔らか食感で、脂分が落ちすぎないよう焼き方にも注意する必要あり手軽さを重視するならアリだけど、クオリティ的には『業務用牛バラ切り落とし』(500g・537円)などのほうがおすすめ