ポン・ジュノ監督
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 映画『パラサイト 半地下の家族』で、アカデミー賞作品賞やカンヌ国際映画祭パルムドールを受賞したポン・ジュノ監督が、初めて韓国で長編アニメーション作品に挑戦することが決定した。Screen Daily などが報じている。

 ポン監督は本作の脚本を2018年から手掛けており、今年の1月に完成した。ストーリーの詳細は明かされていないものの、人間と深海の生き物をテーマにした作品になる模様だ。ポン監督の映画『グエムル −漢江の怪物−』『スノーピアサー』『Okja/オクジャ』などに携わった韓国のVFX制作会社、4th Creative Party のもとで製作が進められている。

 ポン監督は英語で製作される作品の脚本を執筆しており、その作品を撮影してから、アニメ作品に取り掛かる予定。さらに、『パラサイト 半地下の家族』を米HBOでドラマ化する作品を、『マネー・ショート 華麗なる大逆転』のアダム・マッケイ監督とタッグを組んで製作している。9月に開催される第78回ベネチア国際映画祭の審査委員長も務めることになっており、ますます大忙しのようだ。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)