マスク生活で敏感になっている肌をいたわるためには、毎日のスキンケアを丁寧にすることが大切です。美容家の石井美保さんに、「石井式スキンケア」のポイントを教えてもらいました。

石井美保さんに教わる基本のスキンケア



基本の洗顔や、保湿ケアのなかでも重要な乳液、マスク生活で増えているシワのケアを紹介します。

●優しく汚れを落とすメイクオフ&洗顔方法



肌を摩擦しないようとにかく優しくオフすることがポイント! 洗顔を変えるだけで肌は見違えます。

・ミルクタイプでメイクをオフ!


ナチュラルメイクを落とすには、優しい質感のミルクタイプがおすすめ。肌表面のメイクだけ動かす気持ちで、手のひら全体を優しく大きく動かして、メイクとなじませます。

・たっぷり泡で押し洗い


洗顔ネットなどを使い、洗顔料をたっぷり泡立てます。泡を両手にのせたら、泡の圧で汚れを押し出すイメージでモフモフ押し洗い。くるくる&ゴシゴシは厳禁です!

・「冷たくない水」でよくすすぐ


冷たくない水(約30℃)でよくすすぎましょう。手ですくった水に顔を浸すようにして、正面10回、左右各5回、おでこ&あごを各5回、しっかりすすぎます。

●「プレス塗り」でしっとり!手のひら全体を使った保湿テク



化粧水、クリームに加え、大人は必ず使いたいのが乳液。手のひら全体を使った「プレス塗り」でしっかりなじませて。

・手のひらにとって両手になじませる


手に500円玉大の乳液をとり、左右の手のひらを合わせて、スリスリします。乳液で説明しますが、化粧水、クリームも同じつけ方でOK。肌に摩擦を与えない保湿法です。

・手のひらにまんべんなく広げる


乳液を指先から手のひらまでなじませてスタンバイ。手のひら全体を使うことで、肌への摩擦を減らすだけでなく、広範囲を保湿できるので時短になります。

・手のひら全体でプレス塗り


手のひらで肌を包み込み、軽く押す「プレス塗り」で、顔全体に乳液を広げます。


目や口元などの細かい部分は薬指の腹で押さえるようにして優しくなじませましょう。

<撮影/天日恵美子 取材・文/ESSE編集部>

●教えてくれた人
【石井美保さん】 



トータルビューティサロン「Riche」主宰。サロンワークの傍ら美容家として各メディアにて活躍中。近著『一週間であなたの肌は変わります
』(講談社刊)が話題に。大学生の娘をもつ母の顔も。現在44歳。