季節がどんどん夏になっていくにつれ、気になるのが紫外線。今年もマスクとともに外出が必要になってきますが、それでもUV対策は必要なんです。そんなマスクをしたままのUV対策について、人気ヘア&メイクアップアーティストの新見千晶さんに教えてもらいました。


これから大切な紫外線対策

マスクをしていてもUV対策は必至!肌にも優しい効果的な方法



みなさんこんにちは。ヘア&メイクアップアーティストの新見千晶です。なかなか旅行には行けませんが、屋外で過ごすのが心地よい季節になりましたね。
でも、同時に気になってくるのが紫外線。

マスクで顔がおおわれているから、とくにUV対策をしなくても大丈夫と思っていませんか? 一般的に売られているマスクのなかには、紫外線を透過するものも少なくないそう。
また、マスクで隠れない目元だけ日やけしてしまう「マスクやけ」も気になるところ。だから、マスクをしていてもきちんとUV対策することが大切です!

強い日差しを感じる真夏に、しっかりUV対策をすればOKと思われがちですが、じつは、すでに4月以降は真夏とほとんど変わらない紫外線が降り注いでいるのだそう。
なので、春の今からしておきたいUV対策をお伝えします。

ちなみに、写真のマスクは、最近愛用しているD.masqueのマスク。サイドが特殊なカットになっているので、フェイスラインを美しく見せる効果があるんです。ヒモがバーカンディーカラーなのもかわいい! 不織布のマスクでこのようにデザイン性が高いものはあまりなかったのでうれしいですね。

●石けんオフできる!日やけ止めは肌に優しくメイク下地にもなるものがおすすめ



マスクの擦れによって、肌荒れに悩む方がたくさんいらっしゃると思います。私もそうですが、1日じゅうマスクをしていると、頬骨の周辺が摩擦で赤くなってしまいがち。
そこで、少しでも摩擦や刺激を軽減しながら、快適にキレイにUV対策できるアイテム選びのポイントをご紹介します!

1.美容成分がたっぷり配合されているものを選ぶ

肌をしっかり保湿すると、マスク擦れによる肌表面のダメージが軽減できます。

2.石けんでオフできるものを選ぶ

肌荒れの原因となる、クレンジングの際の摩擦による肌への負担を減らすことができます。

3.トーンアップ効果のあるものを選ぶ

肌をキレイに見せることができ、下地のUVケアも1本で完了して便利!



・ラ ロッシュ ポゼ UVイデア XL プロテクショントーンアップ
化粧下地・日やけ止め乳液<SPF50+・PA++++> 3740円(税込み)

とにかく塗り心地が気持ちよくて、長時間肌にのせていても肌への負担が軽く感じます。色はホワイトとローズの2種。
肌のくすみが気になる方はホワイト、血色感が欲しい方はローズがおすすめ。長時間うるおいが持続するので、モデルさんの撮影の際にも愛用しています!

・ETVOS ミネラルインナートリートメントベース クリアベージュ
美容液・化粧下地<SPF31 PA+++> 4950円(税込み)

保湿成分がたっぷりはいった美容液のような日やけ止め効果もあるメイク下地。肌色なので、カバー力もあり、肌トーンもアップします。

●マスク擦れが起こりやすい部分には重ね塗りを



日やけ止め下地を塗るタイミングは、朝の洗顔後、化粧水 → 美容液 → 乳液やクリーム → 日やけ止め下地
の順番です。


塗る量としては、全顔でパール大くらいがおすすめ。量が多すぎるとメイク崩れしやすくなってしまうので要注意。

マスクが擦れて日やけ止めが取れやすい部分(とくに頬骨の上あたり)は重ね塗りをするようにしましょう。

●UV効果のあるパウダーを重ねて、さらに紫外線をブロック



先ほどの下地の上からUV効果のあるリキッドファンデーションやパウダーを塗り重ねることで、さらに紫外線をブロックしましょう。


私のおすすめがこちらのMiMCのSPF50で紫外線から肌を守り、美白&スキンケアもできる美容液UVパウダー。
ぽんぽんと肌にのせるだけで毛穴が目立たなくなり、色ムラやくすみもふんわりとカバーしてくれる優れものです。

・ナチュラルホワイトニングミネラルパウダーサンスクリーン ポンポンタイプ
美容液UVパウダー<SPF50+ PA++++> 6930円(税込み)

マスクをしていると、湿気や汗でメイクが崩れやすくなります。1日に数回、ティッシュで軽く油分をオフしてから、UV効果のあるパウダーを重ね塗りしましょう。メイク直しをしながら、手軽にUV対策もできちゃいます。

●おすすめのUVケアコスメ



ベースメイク以外にも、さまざまなUV対策コスメやアイテムがありますが、使ってみて「これはよかった!」と思ったものをご紹介します。



1 カントリー&ストリーム UVウォータリージェル N
<SPF32・PA+++> 990円(税込み)

普段使いにぴったりのコスパのよい大容量のジェルタイプの日やけ止め。みずみずしく軽い使用感で、日常ではボディクリーム感覚で気軽にUV対策ができます。お子さんにも使用可能(※4歳以上推奨)とのことで、親子で一緒に使えるのはうれしいですね。

2 ラ ロッシュ ポゼ アンテリオス UVプロテクションミスト
日やけ止めスプレー<SPF50・PA++++>2750円(税込み)

直接顔にもスプレーできる日やけ止めスプレー。私は首やデコルテ、ボディにも使用しています。手を汚さずに手軽にUV対策できて、持ち運びにも便利。

3 HACCI 日焼け止めミスト MS
<SPF30・PA+++>4180円(税込み)

ウォーターベースのさらりとしたテクスチャーの日やけ止めミスト。保湿成分が高いので、メイクの直しの際にシュッとスプレーすれば、うるおいも復活して、UVケアもできます。

4 ロート製薬 ヘリオホワイト
24粒 2592円、60粒 5832円(ともに税込み)

日やけを防ぐといわれる成分ファーンブロックが配合された美容サプリ。紫外線をたくさん浴びそうなロケ撮影などの前には、体の内側からも日やけ予防として飲むようにしています。

毎日のUVケアの積み重ねで、きっと数年後の肌は変わってくるはず。自分の肌にあった効果的なアイテムや方法でケアしたいですよね。ぜひ参考にしてみてください!

【新見千晶さん】



現在、女性ファッション誌、美容誌、広告、CM、カタログ、ファッションショー等などで多くの女優やモデル、タレントのヘアメイクを担当。また独自のメイク理論に基づくメソッドが人気で、TVやラジオ出演をはじめ、多数の書籍の執筆、雑誌やWEBでのコラムの連載、メイクショー、講演会、イベント出演、化粧品のコンサルティング、コラボ商品の開発など多岐に渡り活躍中。ホームページ(http://www.niimichiaki.com
)。インスタグラムは@papaiya_girl