年とともに変化していく髪の悩み。とくに白髪は、伸びるたびに美容院でカラーリングするのも大変。年齢を重ねていくと、若い頃と同じカラーでは違和感が出てくることも…。

白髪を染めるのはいつまで?大人女性の選択



いつまで染める? という問いに、自分らしい答えを出した、女優の神津はづきさんとトータルビューティプロデューサーの美木ちがやさん。おふたりにお話を伺いました。

●自粛期間をきっかけに染めるのをやめた、神津はづきさん




神津はづきさん

ちょうど1年ほど前に染めるのをやめたという、女優の神津はづきさん。コロナの自粛期間で、外出や人と会う機会が減ったことがきっかけでした。

「いったん染めるのをやめ、年齢そのままの自分の“現在位置”を確認できたことで、『この先どう歳を重ねていくか』ということを改めて考えられました」


髪を染めるのをやめたら、ヘアケアや頭皮のケアにも丁寧に向き合えるようになったそう。

「今は少し伸ばしていて、65歳くらいでボブにするのもいいかもなんて、想像しながら楽しんでいます」

●自分に合う髪色がすてきな、美木ちがやさん




美容家の美木ちがやさんは、母・川邊サチコさんの主催するサロンで、ファッションとヘア&メイクをトータルでアドバイスしています。

「今、私がカラーリングをするのは3か月に1度程度。全部染めるのではなく、生えてきた白髪が目立たないように、肌や髪の毛の色に合ったハイカラーを何本も入れています」

髪の様子を見ながら、「こんな感じが合うかな?」と育てているそう。


着る服に合わせて、ヘアスタイルも変えて楽しみます。耳から上の髪をまとめるハーフアップにすると、雰囲気も変わってすてきです。

大人女性向けのファッションムック『これからの私が似合う服 春夏
』(扶桑社刊)には、大人の髪事情について詳しく特集しています。こちらもぜひチェックを。

<撮影/大森忠明 取材・文/ESSEonline編集部>

【神津はづきさん】



1962年生まれ。女優。神津善行氏と中村メイコ氏の次女。1983年に女優デビュー、テレビ、映画、舞台出演のほか、エッセーやラジオのDJとしても活躍。1992年に杉本哲太氏と結婚、2児の母に。現在は、趣味が高じて、刺しゅう教室の講師、そして自らのブランド「Petit Taillor R-60」を設立。

【美木ちがやさん】



1963年生まれ。モデル、スタイリストなどを経て、母である川邊サチコとともに大人のトータルビューティーサロン『KAWABE LAB
』(www.sachikokawabe.com
)に。トータルビューティプロデューサーとして多方面で活躍している。