コストコの蟹ポーション『ボイルゴールデンキングクラブ』はどう? 旨み・食べ方をチェックしてみた
コストコで販売されている『ボイルゴールデンキングクラブ ハーフポーション』はご存知でしょうか。
「ゴールデンキングクラブ」は、たらばがにの仲間。甘みが強くて、うまみも濃厚! お値段はお高めですが、それに見合うゴージャスな味わいです。解凍すればそのまま食べられるので、お手軽にかにパーティを開催できますよ。
日本水産|ボイルゴールデンキングクラブ ハーフポーション|6,980円
こちらがコストコの冷凍魚介コーナーで販売されている『ボイルゴールデンキングクラブ ハーフポーション』(品番:94279)。殻を半分カットしてある「ハーフポーション」で、内容量850g。お値段は6,980円(税込)です。100g当たりのコスパは約821円。販売者は日本水産で、製造所は金高水産。カロリーは可食部100gあたり80kcal(たんぱく質 17.5g、脂質 0.5g、炭水化物 0.3g)。
「ゴールデンキングクラブ」は、たらばがにの仲間で、和名では「イバラガニモドキ」となります。アメリカではよく食べられているそうで、本品もアメリカ産です。
ちなみにコストコでは、年末になると『ボイルたらばがに』『ボイルずわいがに』なども取り扱っています。ただ、今回の購入時(4/28)は、それらは見かけることなく、あったのは『ボイルゴールデンキングクラブ ハーフポーション』だけでした。
解凍方法は、まず表面の氷の膜(グレーズ)を流水で素早く洗い流します。その後、冷蔵庫の中でじっくりと自然解凍(半日ぐらいかかります)。ドリップが出るので、庫内が水浸しにならないよう、袋や器に入れておくとよいでしょう。溶けると、かに臭が充満しますね〜。
どんな味?
棒肉。身はむっちりとして、歯ごたえがいいですね。噛むごとにジューシーなエキスが出てきて、うまみ十分。そして、けっこう甘みを感じますね〜。もしかしたら、たらばがによりも甘みが強いかも。臭みや苦味、えぐみといったクセはなく、食べやすいですよ。ちなみに、塩ゆでしてあるので、わりと塩味がしっかりあります。
そして、肩肉のほうが、よりうまみが濃厚! 棒肉に比べて殻から取り外しにくいけど、味はこっちのほうが上。エキスもたっぷり含んでいて、ジューシーさも楽しめます。
本場・アメリカでは、無塩バターを溶かしたものに浸して食べるんだそう。というわけで試してみました。う〜ん、コクが増すものの、期待したほどの味の変化はないですね…。また、もともと脂肪分が少なくさっぱりしていたのに、バターによってもったり重くなってしまいます。これなら何もつけないほうが、素材の風味を堪能できていいような…。
かに飯もおすすめ!
アレンジとして、かに飯を作ってみました。ほぐしたかに肉を、出汁、日本酒、醤油、生姜でひと煮立ちさせます。かに肉を取り出し、残ったつゆでご飯を炊きます。炊きあがったら、かに肉を半分量ほど加え、10分蒸らしてできあがり。
盛り付け時に、残りのかに肉を飾ると見栄えがよいですよ。炊き込みご飯としては、もちろん美味しい! ただ、かに肉本来の繊細なうまみや甘みは、出汁や醤油でどうしてもぼやけてしまいます。やっぱり、そのままいただくのが一番のオススメですね〜。
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『ボイルゴールデンキングクラブ ハーフポーション』は、解凍するだけでOKとお手軽(時間はかかりますが)。そして味わいはゴージャス! 自宅で贅沢をしたいときには、うってつけのごちそう食材ですよ。