栃木県が飲食店を対象に新たな感染防止対策の認証制度を5月からスタートさせるのを前に27日、宇都宮市内の繁華街で制度のPRを行いました。

この「とちまる安心認証」は感染防止対策に取り組んでいる飲食店を県が認証し公表するものです。

制度が始まるのを前に県と市の職員6人が3つの班に分かれて、宇都宮市中心部のオリオン通りの飲食店を訪れ、PRと感染防止対策の徹底を呼びかけました。

これまで県は感染防止対策に取り組む飲食店にステッカーを配布して見える化を図ってきましたが、より信頼度を高めるため、取り組み状況を県が調査して認証するようにします。

入口にアルコール消毒設備を置くことやマスクの着用、テーブルの間にパーテーションを置くことなどの認証基準を5月上旬までに公表するということです。

その後、中旬ごろから申請を受け付け、調査員による現地確認などを行い、基準に適合した店舗にステッカーを交付します。

県は今後予定している県民を対象にした県内旅行の割引事業で配る地域限定クーポンの取り扱い店舗への参加を、この認証を受けることを条件とする方針です。