新型コロナウイルスのワクチンの集団接種の予約初日に受付開始5分で終了し混乱した問題について、小山市の浅野正富市長は20日の定例会見で陳謝しました。

この問題は今月12日の週に小山市に到着した975人分のワクチンに関して今月16日、電話とインターネットで予約受付しましたが、わずか5分で終了しました。

特に電話では受付終了のアナウンスが流れずに待たされた市民から苦情や問い合わせが相次いだものです。

小山市によりますとインターネットでの受付が9割前後で、受付電話は8台設置したものの、ほとんど予約できませんでした。

さらに当日だけで問い合わせが600件、市民が市役所などに来て受けた問い合わせや苦情がおよそ390件あったということです。

浅野正富市長:「他の自治体を見てもまさかこんな短時間に…見通しが甘かった」

今後はまとまった供給量が確保されてから、接種のスケジュールを決めていくということです。

しかし、供給量を把握してから接種予約を行うとなると2回目の予約受付は大幅に遅れる懸念があります。

浅野正富市長:「国のスケジュールが決まらないと日程が組めない。日程が後ろにずれてしまうので不安」