大嶋一生市長の死去に伴って、5月16日に告示、23日に投開票される日光市長選挙に、元副市長の阿部哲夫氏(71)が立候補する考えであることが分かりました。

阿部氏は旧今市市小百の出身で、日光市の企画部長や助役、副市長を歴任し、前回2018年の日光市長選挙にも立候補しましたが、大嶋市長に15票差で敗れました。

告示まで1ヵ月を切る中、自民党今市支部は18日、役員会を開き、阿部氏を推薦候補とすることを決めました。

ただし、日光支部やほかの3つの支部は、まだ推薦候補を決めておらず、今後、協議し決定する方針です。

阿部氏は人口減少が進む中、財政が厳しい日光市を良い方向に向けていきたいとしていて、近く正式に出馬を表明するとしています。

日光市長選には、これまでに市議の粉川昭一氏(57)が立候補する考えを示していて、選挙戦になる公算が大きくなっています。