大田原市の牧場で13日から乳牛の放牧が始まりました。

大田原市湯津上の大野(おおや)放牧場です。

この牧場では、およそ28ヘクタールの広く適度な起伏がある土地で牛を過ごさせ、出産に向けた丈夫な体をつくろうと、毎年この時期から乳牛の放牧を行っています。

13日は市内の酪農家が育てた7カ月から2歳ほどの乳牛25頭を、1頭ずつ体の高さや体重を図ったあと放牧地に放しました。

牛たちは始めはなかなか入ろうとせず緊張した様子でしたが、次第に環境に慣れ、のんびりと草を食べて過ごしていました。

大野放牧場利用組合 長谷川賢一組合長:「今年は牧草の成長が早くて牛に良い環境」

乳牛は放牧を通して最大150キロほど体重を増やし、11月初旬、酪農家のもとに戻されます。

5月からは肉牛の放牧も行われる予定です。