CBS MarketWatchによると、米食品・アパレル大手のサラ・リーは24日、下着の「ヘインズ」などで有名な傘下のヘインズブランズを今夏に分割し、米ニューヨーク株式市場に上場させると発表した。サラ・リーは、事業ポートフォリオを見直し、中核の食品や飲料、日用品事業に経営資源を集中させる方針を打ち出しており、ヘインズブランズの分割はその一環となる。

  サラ・リーは、ヘインズ事業を同社株主に分割譲渡する。公開価格については、今後詰めることにしている。同社に売却益は発生しない見通しだが、同事業の年金債務は継承する。同社によると、市場環境や規制当局の承認時期などをにらみ、今年6−9月に分割を完了させたいとしている。証券コードは、「HBI」となる。

  24日のニューヨーク株式市場で、サラ・リーの株価は前日比0.01ドル(0.06%)高の17.08ドルで引けた。【了】