初当選の金子氏が抱負語る 佐野市長選
任期満了に伴う佐野市長選挙で初当選を決めた新人で前の県議会議員の金子裕さん(58)が、一夜明けた12日、激戦を振り返りました。
佐野市長選挙は、いずれも自民系・無所属の4人が立候補し、5期目の当選を目指した現職の岡部正英さんに新人3人が挑む構図になりました。
開票の結果、前の県議会議員の金子さんが半数を超える2万7752票を獲得し大差で初当選を果たしました。
投票率は、前回選挙が行われた12年前を下回る55.38%でした。
2度目の挑戦で市政運営の舵取り役を担うことになった金子さんは、12日午前、佐野市植下町の選挙事務所で抱負を語りました。
金子さん:「票の重さを改めて感じている。責任の重さと期待に向き合っていく」
金子さんは、まずは喫緊の課題である新型コロナウイルス対策と東日本台風被害からの復旧復興から取り組むと力を込めました。
その上で、市の技術職員の一元化を図る「技術センター」の新設やスポーツを通した健康づくりを目指す「スポーツ医科学センター」の設立など、新たな取り組みを進めていきたいと意欲を示しました。
金子さん:「進化する佐野市。残すものは残して、選ばれる佐野市をつくる」