XFN-ASIAによると、フランス石油大手のトタルは、サウジアラビアの国営石油会社のサウジアラムコと合弁で同国内に製油所を建設する。両社は21日、ダーランのアラムコ本社で調印した。事業規模は60億ドル(約6580億円)程度とみられ、処理能力は日量40万バレル。建設予定地は東部のジュバイルで、2011年の操業開始を目指す。トタルのスポークスマンによると、設備建設は2008年に着工する。

  合弁会社の出資比率は、両社が各35%。残り30%は国内で公募する。アラムコが製油所に重質油のアラビアン・ヘビーを供給し、両社が製油・販売を共同で行なう。 【了】