XFN-ASIAによると、トヨタ自動車<7203>が、中国・広東省の広州に中国で2カ所目となる組立工場を新設するもようだ。新工場は現地パートナーである広州汽車集団と共同で設立され、200−300億円が投じられる。稼動予定は2009年。当初は主にSUV車「ハイランダー」(日本名クルーガー)など、年産10万台を目指す。日本経済新聞(電子版)が20日付で伝えた。

  23日に稼動式が予定されている第1工場では、セダン「カムリ」を年間で約10万台生産し、2008年からは小型車「ヴィッツ」の生産も行う予定。2010年までに、広州での生産能力を年産40万台規模に引き上げるという。

  トヨタは最大手FAW(第一汽車集団)とも提携関係にあり、2005年には4カ所で24万台を生産している。2007年には3カ所目となる天津の工場が稼動する予定。2010年までには両社の合弁会社の生産能力を年産50万台に拡大する意向だ。【了】