中小企業が業種を超えて連携し、新たな商品を生み出してもらおうという支援事業で、2つのグループがアイデアを形にしました。

栃木県中小企業団体中央会では高い技術を持った企業同士が連携し、新たな商品やビジネスモデルを作ってもらうため、今年度から3年間、支援事業を行います。

今年度は、2つのグループが新商品を発表しました。

こちらは「わすら火(び)」という商品です。

少量の燃料で高い火力を生み出すロケットストーブの改良品で、純粋にたき火を楽しんでもらいたいと、変形しない極厚の鉄板で持ち運びできる形状に仕上げました。

今後、クラウドファンディングで販売を目指します。

大谷石の成分を混ぜた漆喰の壁材「とちタッチ」です。

栃木県内の伝統的な素材である宇都宮市の大谷石と佐野市葛生の石灰を使いました。

湿度を調整する機能がある漆喰にさらに同じような性質がある大谷石の成分を融合。

大谷石の大きさ次第で質感も変えることができます。

中小企業は、厳しい経営環境にさらされているといいますが、支援事業の担当者は「モノづくり」の思いを消費者に感じてもらいたいとしています。