足利の中学校でも生徒巣立つ 卒業生が消火活動に感謝
県内各地の中学校では11日、卒業式が行われ、生徒たちが学び舎に別れを告げました。
足利市の第一中学校では、3年生64人が卒業の日を迎えました。
先月から今月にかけて学校を囲む山林で大規模な火災が発生し、一時、臨時休校となりましたが、生徒たちは晴れ舞台に臨めることに喜びを感じていました。
式が始まる前に10年前の3月11日に発生した東日本大震災の犠牲者に黙祷を捧げました。
その後、塚田 良雄校長から生徒一人一人に卒業証書が手渡されました。
今年度は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で長期間にわたる臨時休校や新しい生活様式を取り入れるなど学校生活が大きく変化しました。
塚田校長は「行く手には多くの困難があるかもしれないが、中学校で学んだ高く強く美しくの精神で最高の人生を歩んでほしい」とエールを贈りました。
卒業生たちは山林火災で消化活動に当たった人たちに感謝の手紙を送るということです。