東京オリンピック・パラリンピックのメイン会場となる国立競技場の設計を手掛け、国内外で活躍する建築家の隈研吾さんが、栃木県が制作する魅力発信動画に出演することになり11日、県庁を訪れました。

隈研吾さんは那珂川町の馬頭広重美術館やJR宝積寺駅のちょっ蔵広場など、県内でも多くの建物の設計を手掛けています。

2009年からは栃木県をPRするとちぎ未来大使を務めていて、県が制作する魅力発信動画に出演することになりました。

隈さんは、栃木県が魅力度ランキングが最下位だと知ったときには驚いたと言い「来てもらって体験してもらえれば良さが分かるので、そういう仕掛けを作って言ってほしい」と話しました。

これに対し福田知事は「魅力度がブランドと直結し評価にもつながってしまう。栃木の魅力を多くの人に知ってもらうのに力をお貸しいただきたい」と協力をあおぎました。

隈さんが出演する動画は、自身が手掛けた県内の建築物を巡る内容で、春の大型連休ごろに公開されるということです。