野木町では11日夕方、宮城県気仙沼市との交流を続けているNPO団体の有志が「竹明かり」の追悼式を行いました。

追悼式を主催したのは野木町のNPO法人「縁人」の理事長 原田 孝之さんとその有志です。

原田さんたちは震災の1カ月後から宮城県気仙沼市に出向き、この10年間で50回近くボランティアを行ってきました。

今年は新型コロナウイルスの影響で現地に行くことを断念たため、町内から思いを届けることにしました。

読経が流れる中、参加した人たちが竹の筒を1本ずつ手に鎮魂の想いを込めて並べていきます。

そして完全に日が沈んだ暗闇におよそ600本の竹灯りの「想いあう心」の文字が浮かび上がりました。

原田さんたちは仲間を募り、新型コロナが落ち着いたら再び気仙沼でボランティアを続けるということです。