災害時、避難者への飲み物の優先的な供給について、栃木県は10日、県内に工場を持つ大手飲料メーカーのグループ会社と協定を結びました。

県と協定を結んだのは、サントリーのグループ会社のサントリービバレッジソリューション関東・甲信越支社です。

協定では、災害が発生したときに県の要請に応じて飲み物を避難所など指定された場所に優先的に供給するとしています。

災害時の物資の供給に関して県が結んだ協定としては36件目です。

東日本大震災をきっかけに、こういった災害時の物資などの提供で行政と民間が協定を結ぶ動きは加速しました。

11日で東日本大震災から10年。

サントリーのグループ会社では、震災で東北エリアの自動販売機、数千台が被害を受けたほか、操業停止に追い込まれた工場もあったといいます。

グループでは災害時の支援などを通じて普段お世話になっている地域に恩返しをしていきたいということです。