春は旅立ちの季節です。県内の中学校や義務教育学校では10日と11日、卒業式が行われます。

去年に続きコロナ禍での卒業シーズンを迎え、それぞれの学校では対策をしながら卒業生を送り出しました。

矢板中学校では今年度174人が巣立ちの日を迎えました

10日、矢板中学校の卒業式に参列したのは卒業生と保護者それに教職員だけです。

在校生はウェブ会議システムで中継した式の映像を自宅から見守りました。

県内では10日に23の中学校で、11日には126の中学校と3つの義務教育学校で卒業式を迎えます。

矢板中学校では今年度、運動会や修学旅行などの行事が軒並み中止となりましたが、オンラインで合唱コンクールを行うなど、3年生が中心となってコロナ禍でも学校生活を充実させてきたといいます。

簗瀬のり子校長は「現状を嘆いていても仕方がないと前に進んできた3年生が誇らしい」と述べ卒業生を送り出しました。

卒業生代表の菊地陽輝さんは答辞で「最高の3年間と実感してます。学び舎で作った思い出とともに旅立ちます」と中学校に別れを告げました。

式のあとには卒業生自らが企画した学校生活最後のイベントが行われました。

この1年間、新型コロナウイルスの影響を受けた3年生たちでしたが、それでも前向きに卒業の日を迎えられたようです。