栃木県と宇都宮市は10日、新たに13人が感染したと発表しました。

足利市内のホームパーティーを原因とする県内39例目のクラスターが確認されています。

感染が確認されたのは、栃木市、小山市、佐野市などの20代から50代の13人です。

このうち6人は、同居家族や同居人の陽性が判明しています。

県は2月下旬、足利市の個人宅で行われたホームパーティーで、9日までに参加者10人の感染が確認されたとして、県内39件目のクラスターに認定しました。

このパーティーにはおよそ30人が参加していて、10日までに陽性者の濃厚接触者46人のPCR検査を実施したということです。

県は密閉された空間などで多数が集まり、会食や宿泊をしたことがクラスター発生の原因と推定しています。

このほか、県警察本部は壬生町在住で足利警察署に勤務する50代の男性警察官の陽性が確認されたと発表しました。

足利警察署では既に消毒作業を行っていて、窓口業務などについても通常通りです。

近い距離で接触した職員、業務を通じた一般の県民との接触はないということです。

県内の感染者は累計4,207人となりました。

現在の療養者は118人で、重症者は1人、入院調整中は13人となっています。

近県の感染状況です。埼玉県では2人の死亡と135人の感染、茨城県は2人の死亡と33人の感染、群馬県は16人の感染を発表しています。